第2章 反逆の少女たち
第23話 不明レベル値
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だ。少ないが並んだ少々だ」
かなみのボケに真面目に返答したユーリ。
普段なら、顔を赤くさせるところだが、まだ驚きを隠せない様子だ
「な、なんで、少ないですか!! よ、よんじゅうを超えてるなんて……。一般的な才能限界値を遥かに超えて……。それに、一国の将軍、いや! 人類最強に分類されるレベルじゃ……り、リックさんと同じ?それ以上?」
「さ……さすがに言葉にならないですね。……コラ! かなみ、余計な事を言わない」
「ぁ……ご、ごめんなさい!」
マリスも暫く驚いていた様子だ。
彼女にしては珍しい。少々高いとは思っていたが、よもや此処までとは思ってもいなかったようだ。彼女はランスとは戦ったが、ユーリとは戦っていなかったからこそ、そこまで目測が低かったのだろう。
かなみが口走ったのは 軍内部の将軍のレベルの話だ。そのつよさは当然機密事項でもあるから、叱咤していた。
ドンチャン騒ぎになっている皆を見て、ウィリスはゆっくりと口を開いた。
「あの〜……ユーリさん、もう1つの情報、儀式結果は言っても?」
そう、ユーリにはまだあるのだ。いつもは レベルを言った後に、直ぐに言うのだが……今は状況が状況だったし、口を挟みにくかった。だから、了承を得ようと思ったのだ。
「ななな!! 他にも何かあるんですか!!」
「……ここまでカミングアウトして 言わないのも後で色々と有りそうだ。別に構わない。オレも判ってないしな。だが、間違いなく騒がれる……な。ここに、耳栓あるかな」
「あ、はい。判りました」
ユーリは、宿屋の部屋に耳栓がないかどうかを確認して、ウィリスは公開の許可が下りたため頷いた。
全員の注目を集めてしまっているウィリス。レベル以外の情報……、気にならないわけがない。これだけの高レベルの使い手なのだから。
「(レベル屋が、レベル以外の情報を答えるとは思えない。でも、レベルはもうさっき言ってるし……一体、それに うるさくなる、と言う事は相当の……)」
「(これほどの使い手……だったなんて、ぬかったわね)」
「(ゆ、ユーリさん……凄い……)」
「(こんなに強い人と一緒に冒険をしてたんですね……)」
「ふん、その程度大した事無いわ!大体オレ様の強さはレベルじゃ計れーん!」
ランスだけは声に出していっているから、精神力は本当に大したものだと言えるだろう。
そんな中で、ウィリスの儀式結果が明らかになった。その驚愕の内容を。
「ユーリさんの不明レベルが《Lv133》となってます。レベルシステム上のバグかと思われますが、多少は上がっていってますので、他の何かの情報かと思われますが……すみません、まだ判ってないようです」
一瞬。ほんの一瞬だが まるで電源を切
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