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真・恋姫無双〜中華に響く熱き歌
第17話 晋陽ライブ
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サラが、あ、あのせ、赤兎に跨り、晋陽の街に戻ってきました!」
「はあ?!」
「え?!」
2人はその報告に驚く。
「そ、その後は、街の者たちが熱気バサラを見て、大歓声を上げ、熱気バサラのことを褒め讃えていましたが、いきなり、
『よっしゃあ!こんなに人が集まったんだ!みんな!おれの聴いていけえ!熱狂ライブの始まりだあ!』
と叫び、街の中心部付近で歌いだしました!ほ、報告は以上です!」
兵士の報告を聞いて、賈?は頭を抱え、月は半分呆れたような笑顔であった。
「な、なにやってんのよ、あの男は!今すぐその場所まで案内しなさい!」
「は、はい!」
賈?が兵士に指示を出し、兵士も返事をする。
そして月も
「私も同行します。よろしいですね?」
「月?!」
「詠ちゃん、私もどうなっているか把握したいの。あと、バサラさんの歌も聴きたいなって。だから行くね?」
言外に反論は許さないと言うように賈?に言う。
賈?はこうなっては何を言っても無駄だろうと思い諦めた。
そして2人は兵士に連れられ、部屋を後にする。


兵士が月と賈?の部屋に報告にくる少し前ー

バサラは大地を駆ける赤兎の背中に跨り、歌っていたが、夕刻頃には晋陽の街の近くに戻っていた。
バサラは赤兎の背中から降り、赤兎に
「お前の歌と走り、最高に熱かったぜ!ありがとな!」
と褒め、礼を言う。

『ぶるう』

赤兎は鼻息で返事を返す。
様子を見るに満更でもないらしい。
「へへ。じゃ、またな!」
とバサラは言い赤兎と分かれようとするが、赤兎はそんなバサラに着いて行こうとする。
「ん?」
バサラはそれに気づき、
「・・・お前も一緒に来たいのか?」
赤兎に聞く。
赤兎は首を縦に振り、意志を示す。
バサラはそれを見て、赤兎に背中を向け、歩きだす。
そして手を振りながら
「好きにしな。」
と言う。
赤兎は、それを見てバサラの後ろを着いて行く。
どこか嬉しそうに見えるのは気のせいだろうかと思わせるほどだった。

晋陽の城門前まで来て、兵士には大そう驚かれるが、兵士は
「あんたならしょうがない。」
と笑顔で諦めたように言い、バサラと赤兎を通す。
バサラと赤兎は街に入る。
街に入るとしばらくは何もなかったが、街の人は赤兎に視線を向ける。が、なぜここにいるのか、を考えるとバサラについて行くように歩いているのを見て、
またバサラがなにかやったのか。
まあ、バサラだからしょうがない。
そう思ってしまう。そして同時にバサラの元へ駆け寄り、赤兎のことを聞き出そうとする者が現れる。
すると我も我もとバサラの元へ駆け寄り、事情を聞き出そうとする。
それにバサラは
「こいつにおれのハートが伝わった、それだけだ。」
そう答える。
歌う時以外は案外
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