二十五章
最後の大戦(2)
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周辺の家屋や地中の気配も調べた上での数だそうだ」
「・・・・なーんか怪しいわね」
「五条大橋で迎撃に出て来た鬼の数が、ざっと見ておよそ三千程。禁裏の千を足しても四千だけど、連合が来る前に強化体を倒したからそれがいけなかったのかしら?」
「二条館もそれぐらい?」
「可能性はあるっすねー。・・・・鬼ってあんまり数がいないんっすかね?」
ま、否定は出来ないけど生霊を飛ばして挑発してきたにしては少なすぎるし、余りにも柔すぎる。華琳らも女の勘によって、何やら嫌な予感しかしないと言っている。エーリカの目的がはっきりと分かってないからか、長尾衆は本当に一真が狙いなのか?と疑問に思っていた。でも私達は別の予感であり、確かに一真と決着がつきたいが歴史通りなら久遠との決着のはずだと。
「私達ならこう考えるわね。違う考えがあると言う事を」
「華琳の言う通りならば、そうかもと必要があるって事よね」
「でも禁裏解放が先」
「っすね。・・・・ほいでは七手組一番隊、柿崎柘榴!御大将の露払いに、さくっと先行するっすー!」
「頼んだわよ」
「であればこちらも奥方衆魏での露払いは夏候惇、貴女が行きなさい。そして後方支援として夏侯淵に任せるわ」
「三国志であの有名な夏候惇に夏侯淵と柘榴達と一緒に露払いをするっすかー!燃えるっす」
「甘粕衆、一番隊に続く」
「応!」←甘粕衆(夜叉)
「御大将に曹操様。先に行く」
「柘榴を頼むわね」
「魏武の大剣である姉者と共に行かせてもらう。行くぞ!」
「・・・・四人共、武運を」
秋子は後備をし、万が一の時には血路を開いてもらうがそれに関しては凪達三人がやる事となっている。秋子と凪達の役目としてから、美空と華琳達は本隊と共に禁裏へと向う。畏き所を守護する為に向うが、万が一を考えてから華琳達も戦の見本として同じ位置で戦った。
「一真様、奥方衆魏と共に長尾衆は禁裏に取り着きました。鬼の総数は千との事だと」
「千?余りにも少ないな、俺達が連合到着する前は数万といたはずなんだが」
「五条大橋に居た鬼はおよそ三千程度と聞きましたが、鬼の数はご主人様が倒したのでもう少ないのでしょうか?」
「それはあり得ませぬ。そう簡単にいかないのが、戦でありますからその可能性は高いかと」
「考えられるのは三つ。一つは本当に鬼の数が少ない事、二つはどこかに隠れて機械を窺っている、三つは我らがまだ見つけていない所にいるか・・・・と言った所でしょ
うか」
「物見の報告と船からの報告はどうなっておる?」
「情報は絶えず最新にしているから、森一家にも回しているから鬼の殲滅も順調だと思うぜ」
そう言っているが、情報を常に最新にしている技術力は
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