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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十五章
最後の大戦(2)
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に奥方衆呉は、二条館に向けて動く。そう聞いた柘榴が美空に伝えると、そろそろ動くと言った美空だった。それと奥方衆魏も一緒に行くが、目的は禁裏の解放だからこのまま一気に向かうとの事だ。

「華琳達も手加減抜きで思いっきり暴れて来い。拠点にて待つアグニの苛つかせているからな」

「了解よ一真。アグニ様には悪いけど、身体が鈍っていた所だからね。そちらも準備は良いわよね?」

「いつでも大丈夫っすー」

「問題ない」

「玉薬の補充も終わっておりますから、いつでも行けます曹操様」

「ありがとう曹操様『華琳でいいわ』じゃあ華琳・・・・それじゃ久遠に一真」

「うむ」

「思いっきり暴れて来い!俺達もすぐに追いついて見せる」

「ええ。華琳達と共に露払いをしておいてあげる。・・・・長尾衆、出るわよ!」

「我らも行くわよ!奥方衆魏」

長尾衆と奥方衆魏は雄叫びを上げてから、戦いは続いたのだった。五条大橋を奪取した俺達は、第一プラン通りに部隊をいくつか分けて行動開始した。壬月と三若達と奥方衆呉である雪蓮達の目的は二条館の確保であり、美空ら長尾衆と奥方衆魏は禁裏へと先行する事だ。

先行部隊を追尾するように、俺達本隊を率いて京の町を押し進む。次々と襲い掛かる鬼達を倒しながらの行軍であったが、予想通り黒神眷属らは余裕のまま疲労を見せずにいた。

「俺達の出番はまだかな?」

「まだだろうなヴァーリ達に愛紗達。ま、夜を迎えた所で俺達の勝利の方程式には変わりはないからな」

俺達は銃器に聖剣エクスカリバーを擬態させた事で、鬼共を両断しながら進む遊撃部隊である大江戸チームは剣魂と共に戦い抜く。東西南北に剣魂専用粒子製造装置があるからか、それぞれの能力を生かしつつも刀で倒していく。そして夜を迎えたが、俺は考え事をしていた。

「どうした?」

「ちょっとした考え事さ」

五条大橋での戦いにより、烏丸通りの制圧から二条館と禁裏の解放への流れが、あの時の事を思い出していた。

「小波に思春と明命は、周囲の物見を頼む。特に土中の変化については、トレミーで検索をする」

「・・・・金ヶ崎ですか」

「まあな。いくら俺達の力が強まったとしても、事が順調に進み過ぎているのは少し可笑しい」

『御意。・・・・』

俺の言葉に頷き返して、小波と思春と明命は周囲の音を探る為に精神統一をしていた。あの時も勢いがあって進軍したが、土中からの奇襲によって俺達は総崩れせずにやってきたんだ。あの時の二の舞だけは御免だね。

「一真様・・・・周囲に鬼がいるとは思いませぬ」

「同じくですが・・・・静か過ぎるのも不気味ですね」

「今の所大丈夫かと思いますが、船からはどう見ておりますでしょうか?」

「土中に
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