第31話 黒の剣士、再会を喜ぶ
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敵対していないが警戒を解かずに対応することにしたのだ
「……分りました。今は貴方の言葉を信じましょう……ただし、もし我々の仲間であるキリト君に危害を加えるなら、コチラも容赦はしません」
そう言いながら山南と総一郎と平助は護身用に持ち込んでいた木刀に手を伸ばし、殺気を雷に向けるが雷本人はその殺気を受け流し、こう答えた
「ああ、その時は構わない。もしそうなったら遠慮なくやってくれ」
そう言い切った雷はキリトが居るであろうアスナの病室に視線を送り、この言葉を送った
「……よく頑張ったな…和人……」
それから1ヶ月後……
須郷は殺人未遂の現行犯として警察に連行され、後に語られる“ALO事件”の主犯として逮捕された。当の須郷本人は最初は容疑を否認していたが、同じく逮捕された須郷の部下の一人がアッサリ吐いたので即座に自認。これによって“ALO事件”は無事解決の方針で収束していった。
一方のキリトは…
「雷さん!」
「うおっ!はっはっは!直葉、相変わらずの甘えん坊だな」
「だって、雷さんに会うのは1年ぶりなんですよ?私にとってもう一人の“お兄ちゃん”なんですからこれぐらい甘えたっていいじゃないですか〜」
「…まったく、しょうがないヤツだな…お前は」
「えへへ〜〜」
「……………」
「えっと…キリト君?」
「なんだい?アスナ…」
「結局この人って一体……」
「ああ、そう言えばまだ話してなかったな、この人は…」
「和人、私の話はせめて今日ここに来るというお前の仲間達が来てからでも遅くは無いんじゃないか?」
「そ、そうだな師匠…」
そう…今アスナの病室にはキリトこと桐ケ谷和人とリーファこと桐ケ谷直葉。そしてキリトの師匠の皇 雷が居るのだ。何故彼らがアスナの部屋にいるかと言うと理由は2つ。1つはアスナの見舞い。もう1つは師匠である雷をアスナに紹介したかったのだ。
それから数分後…
「ヤッホー!アスナ、見舞いに来たわよ」
「思ったより元気そうだね、アスナちゃん」
「リズ!ソウジ君も…」
リズベットこと篠崎里香、ソウジこと沖田総一郎を先頭にアスナにとって懐かしい面々が顔を出した
「お久しぶりです」
「ちーっす!」
「いよ!アスナさん!」
「失礼します」
「シリカちゃん、タカトラ君、クラインさんと…誰ですか?」
アスナにとっては初対面であるヤマナミこと山南敬介だった
「そういえば初めましてでしたね。私は山南敬介…沖田君と藤堂君とは昔からの剣術仲間です。私も最近ALOを始めた口でして、“ヤマナミ”と名乗
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