二十五章
最後の大戦(1)
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穂様ー、母衣衆って確か、確かな戦術眼を持つ一騎当千の武者から選ばれてませんでしたっけー?」
「何だよそれー!雛の癖に生意気だぞー!」
「そうだそうだー!犬子達にだってせんじゅちゅがんぐらいあるもんねー!」
「なら分かるようなもんだけどなー」
「「全く分からん/全然分かんない」」
「・・・・今の状況を見れば分かるでしょ。奥方衆魏と長尾衆と森一家の働きで、橋の上の戦況は五分から八分に傾いてる。つまりもう少しすれば、橋を制圧出来るって事。橋を制圧したら、あとは橋の出口に向かって戦果を広げていく。・・・・となると、橋みたいに狭い所じゃなくて広い場所が戦場になる。その時が雛達の出番で、後ろからガーッと動けば先手達は雛達にところてんみたいに押されて、道がぶわーっと開いちゃう・・・・って感じ」
「なるほど!今一分からんけど、雛が分かってる事だけは分かった!」
「なら雛に任せて、犬子達は突撃だわん!」
三若曰く三バカの内、二人は母衣衆筆頭のはずなのに戦術眼が持っていない何て知った雪蓮達が大爆笑していた。それと黒神眷属でのブリーフィングでは奥方衆呉は、森一家と一緒に行くはずだったが戦によって違うプランとなった。冥琳からの指示で、柴田衆と三若衆と一緒に組んで行くらしい事となった。
「申し訳がない孫策様、このようなバカ騒ぎをしておりますれば」
「アハハハハっ!まあこれはこれで良いわよね、こちらにも三バカはいるけど今は言わない方が良さそうだわ」
「そちらにも三バカがいるのですか、ですがこの二人はこれで良いのかもしれません。雛ちゃんが助太刀をすればいい事ですが、そちらの策ではどうするべきなのでしょうか?」
「少々策が変更となったが、柴田衆と三若衆に奥方衆呉を配置させて一緒に鬼を屠るようだと言う事だ。いいか!我が主である一真様に恥が無いような戦いをするのだ!」
「姉さん同様に、我々が戦の見本を見せる!思春と明命は京にて、諜報をしつつ黒神眷属の繋ぎとして活躍してもらうわ」
「御意。既に明命が京にて、防御が薄い所を発見しております。亞莎も今回は軍師ではなく、前線にて戦ってもらう」
「御意。一真様に見合った働きをさせてもらいます」
こんな感じであったが、奥方衆呉は笑いが起きた後に三バカの足りない脳で状況を理解したら、久遠と俺の為に存分に働いてもらう。ま、船から映像で様子を見ているし戦の見本を見せる為に奥方衆呉も各々武器を取り出した。
「申し上げます!奥方衆魏と長尾衆及び森一家が五条大橋の制圧に成功致しました!」←使番
「苦労!では孫策様らと和奏、犬子、疾く駆けぃ!」
「それでは行きますか。我ら孫呉はこれより、柴田衆と三若衆にて戦の見本を見せるべく行くぞ!」
『御意!』
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