二十五章
最後の大戦(1)
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
だけで森化しちゃうなんて危険過ぎるわん!」
「・・・・あー良かったー途中からさん付けしておいてー」
「和奏ちん・・・・ホンット、ヘタレだねぇ・・・・」
「ヘ、ヘタレって言うな!」
「まぁ和奏のヘタレは可愛いヘタレだからもういいよ」
「そこで諦めんなよ!もっと熱く否定しろよ!」
「おらぁ。くだらん話は終わりだ三バカぁ!そろそろ本陣先手の森一家が動くぞ。その後はお前ら三若の出番。気合を入れろぉ!」
「ういっす!」
「はーい!」
「ほどほどにー」
そこまで三人揃って言うが流石は三バカである。そんで姐さんである桐琴やお嬢である小夜叉は、静かにその時を待っていた。人間の時だったら、長尾の奴らに獲物をかっ攫われちまうとか、早く殺し合いたいとも言うバカ共だが夜叉化となったので逆に森親子は静かになっていた森衆なのか、驚いた様子。
「なるほどのぅ。これが一真がやったという聖なる儀式の効果か、ワシ達に黙って人間辞めて夜叉になるとはな」
「オレも驚いているが、一真がしたかった事がこれであれば喧嘩しか能のないクズ共ではなくなったようだぜ母!」
「にしても各務までもが夜叉化するとは、だがこれはこれでいい。長尾の動きが止まった瞬間、橋の両端から一気に前へ出るぞガキにクズ共!」
両端ではなく真ん中だと思うが、戦慣れしている美空と奥方衆魏の華琳が指揮をしている。真ん中が開く訳がないので、行くのは端であると察知した森衆だった。両端と言ってもどこを歩けばいいのやらと考えているが、欄干を走れと言えば走れるだろうし夜叉化したのなら問題ない。夜叉化したので、不老不死となった。
「この戦場、ワシ達森一家がシメてやるぞぉ!準備は良いなぁ、ガキにケダモノ共ぉ!」
「応よ!いつでもいいぜ母!」
「うぉーーーーーーっ!!」←森衆
「ワシらの役目は何だぁ!」
「鬼共を皆殺しにする事!」←森衆
「オレらの好物は何だぁ!」
「血飛沫と肉を断つ音、骨折れる音だ!」←森衆
「よぉーく言ったなクズ共!ならば渡るぞ三途の川を!」
「例え夜叉化となったとしてもお供しやすぜ姐さん!」
「そうですぜお嬢!」
「森鶴の旗ぁ、掲げろやぁ!」
「おーうっ!姐さんにお嬢!名乗れやー」
「今回はガキが名乗れ!森家次期棟梁としてな」
そしてこの前の二条館での名乗りと同じだったが、今回は次期棟梁として小夜叉が名乗る事となった。名乗りに関して詳細知りたい奴は、十三章の戦にて書かれているから見てほしいな。まあ森衆も夜叉化したとはいえ、無茶苦茶な命令だろうとも果たすのが夜叉へと姿を変えた森衆の心意気だ。
「応よ!母・・・・織田が家中の一番槍はぁ、悪名高き森一家ぁ!神に出会えば頸
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ