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鳴海消失願望
無意識
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鳴海 「・・・」

現在俺・・・・


鳴海 「((ダッ!」


逃亡中



無理、無理・・・怖い、あの日の事が蘇る







『アンタ何か消えれば良いのよ!!』







『お前、本当に目障りだ』









『鳴海、ごめん…』








シュ シュ シュ






あの日の事が新鮮に残っている







昨日の事も、一週間前の事も簡単に忘れられるのに







なのに・・・









『お前、まじ消えろよ』









『うざぁ――君に仲良くして貰ってるからって』







『アンタのせいで――――君は苦労してるのよ』








『人の苦労も知らないで、お前最低だな』









ザクッ ザクッ ザクッ










『鳴海、大丈夫か?、俺は大丈夫だからな』









ザクッザクッザクッザクッザクッ










不 「鳴海!!!???」










貴 「!!」







気付いたら数メートル先には不二が居て俺の右手にはカッター

左腕には無数の傷…様々な傷が有った。


深い傷、抉られた傷、薄く雑な傷


兎に角今までで一番沢山だった。


そして血が沢山溢れ出ていてスカートにも、左足にまで血が着いていた。


戸惑った、不安に包まれた。


嫌われたらどうしようって






”嗚呼、また離れて行ってしまうのか”




そうまた思ったんだ




でも、不二は…






そう希望が初めて有るんじゃないかと思えたんだ





でもそれは数秒で終わった。





パシンッ






貴 「!!…」





俺は殴られた









不二に








でも殴られる理由が分からなかった








”嗚呼、俺、
嫌われたんだな”





そう思えた








不 「馬鹿っ!、こんなに傷付けて…」






俺も無意識にこんなに傷付けてたのには驚いたけど






傷付けた事に怒ってるのが理解できなかった








貴 「不二
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