暁 〜小説投稿サイト〜
DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
Chapter1「暮海探偵事務所へようこそ」
Story4:二人の美しい女性(ひと)
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は少し驚いた表情を浮かべる。しかしすぐに小さな笑みを浮かべ、頷いて答えた。
そうか…やっぱり、あるのがデジタルワールド。デジモンが存在しているのだから、あるとは思っていたが…!
「じゃあ、デジモンは人間が作った存在じゃなく、デジタルワールドに“生きる”デジタル生命体…そうだよな!」
「…えぇ、そうよ。あなたの世界では、デジモンは人間が作ったプログラムだとされているみたいだけど」
そうか、そうか…やっぱりそうか! じゃあテリアモンに触れた時に感じた温もりも、ホンモノだったんだ。ユーゴが言っていた“デジモンはプログラム”っていう感じに違和感を覚えたのも、間違いじゃなかったんだ!
「……よし、謎は解けた。俺からはもういい」
「…本当に面白い人ね。ここについて、知りたいとは思わないの?」
「…………あ、そうか。それもそうだな」
いやぁ、デジモンの事ですっかり失念していた。失敬、失敬。
「で、ここ『デジラボ』っていうのか?」
「そう…『デジタルモンスター・ラボラトリ』。『タルラボ』でも『モントリ』でも、略し方は自由だけど…」
「いえ、『デジラボ』で結構です」
「ふふ、私もそれをオススメしているわ」
そうだよな、他二つはなんか違うよな。『デジラボ』でいいよな。
……そう言えば、
「あなたが俺を、ここに呼んだのか?」
「…いえ、それは少し違うわ。―――あなたが、私を呼んだの」
「俺が?」
「そう。あなたはデジモンと、深く“交わり”はじめている。その“運命の交叉”に引き寄せられ、あなたを見つけた。つまり私は、あなたに呼ばれたのよ」
「“運命の交叉”…あなたとの出会いも、運命だとでも言うのか?」
「ふふ…どうでしょうね」
さて、話はこれぐらいにして。
そう切り出して、彼女はここ―――デジラボの施設について、話し始めた。
デジモンを広い空間に置いておける『デジファーム』、傷ついた身体を癒す『メディカルマシーン』など、デジモンと関わっていく上で必要になっていくであろう施設が、いくつかあった。
「これ全部、俺が使っていいのか?」
「その為にここへ呼んだのよ。それと、『デジファーム』に関してはあなたのデジヴァイスと直結できるようにしてあるわ。もしデジモンを外に出さないでいたいなら、デジヴァイスを起動してデジファームに送るといいわ。デジヴァイスを通じてなら、そこでデジモン達と通信もできる」
へ〜、中々便利だな。
「デジラボの機能については、理解できたかしら」
「あぁ。こんないい場所を使わせてくれて、ありがとうな」
「…お礼なんかいいわ、私はただ確かめたいだけ。あなた
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