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DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
Chapter1「暮海探偵事務所へようこそ」
Story4:二人の美しい女性(ひと)
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「誰が婦警さんだ、誰が! 刑事さんだ、刑事さん! 見た目だけで物事判断してんじゃねぇ、逮捕すんぞ?」
そうだよな、やっぱ刑事さん―――刑事!? あの見るからにガラの悪そうな人が!?
って、そうじゃないそうじゃない。警察が来たんだ、事情を説明して保護してもらった方がいいかもしれない。
「あ、あの……」
「―――ん? あ? あぁ!? な、なんだありゃ!? どーなってんだ!? うへぇ、キモッ!? キモイから逮捕、ソッコー逮捕!」
(えええぇぇぇぇぇ!?)
ちょ、待って待って、いきなり逮捕はないでしょう!? っていうか、理由がキモイからって、どんな私怨だよ!?
とツッコミを入れている間にも、現れた刑事(?)さんは手錠を片手にジリジリと近づいて来る。しかし、逮捕されるのは……別に犯罪を犯した訳でもないのに…どうする…?
―――その時だ。
近づいて来るエンジン音、アスファルトを滑るタイヤの音。誰もがその音が聞こえてくる方向へ顔を向けた瞬間。
颯爽と現れた車が、物凄いドリフトで俺と刑事(?)さんの間に滑り込んできたのだ。
いきなり現れた車に、近づいてきていた刑事(?)さんは「うわッ!?」と声を上げた。その後手錠が落ちる音が聞こえたから、もしかしたら転んだのだろうか?
と考えを巡らせていると、現れた車のドアがいきなり開いた。
「面白い姿をしているな、君は……実に興味深い。乗りたまえ…厄介なことになる前に」
開いたのはどうやら助手席の方らしい。左ハンドルのその車を操っていたのは、まさしく金色の長髪女性だった。
白いロングの服に、黒い手袋とマフラー。黒いショートパンツ(というよりほぼ下着に近い)をはいて、ピンク色のレンズのサングラスらしきものを付けている。
文字にして羅列するとピンとこないかもしれないが、はっきり言おう―――結構大胆な格好をしている。この人、大丈夫だろうか? 乗れと言っているが……
「どうした、乗らないのかい?」
「……ッ」
えぇい、ままよ! 警察に逮捕されるよかマシだ!
そう決断し、すぐさま助手席に乗りドアを閉める。誘ってきた女性は「フフ…」と笑みを浮かべると、ハンドルを握りアクセルを踏む。
「あぁ、待てゴラァ!」
立ち上がってきた刑事(?)さんの制止を振り切り再び走り出した車は、先程来た道を逆走。俺を見に来ていた人ごみから急速に離れて行った。
「―――人よりは奇妙な現象に慣れてる方なんだが…こんな現象は初めて見たよ」
しばらく走っていると、金髪の女性が口を開いた。ドアの窓から外を眺めていた俺は、前を見て運
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