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フランシス・ウェン・リー・ヤン(33)
宇宙暦767年4月4日生まれ
フランス系同盟人カトリーヌ・ルクレール・ヤンと大陸系同盟人タイロン・ヤンとの間に生まれる。カトリーヌの父が同盟軍人出身の歴史学者であったため必然的に同盟軍士官学校戦術部戦史研究科に入学。在学中に戦略研究科に転科、正史で見られるやる気の無さはありつつも、母に教育された為か勤勉さを発揮して次席卒配にこぎつけた。この時の主席はマルコム・ワイドボーンである。宇宙歴787年に士官学校を卒配。次席卒配の為ワイドボーンと共に中尉として軍歴がスタート。初陣は788年の第一次エル・ファシル攻防戦(当時大尉)でエル・ファシル防衛艦隊所属の駆逐艦シダ?艦長代理としてであり、帝國軍ブレーメン級軽巡航艦五隻・帝國軍駆逐艦ヴァンゲン級三隻を撃破した功で中佐に昇進。重巡航艦ミョウコウ[の艦長に就任。791年には大佐に昇進し、第五艦隊旗艦アーガトラム級二番艦ディアン・ケヒト艤装長に就任。792年には准将に昇進後、同艦艦長を拝命。同年司令長官に老将アレクサンドル・カジミェシュ・ファイヒュア・フォン・コンスタンティ・ビュコック中将を迎える。
同年、第五次イゼルローン攻防戦に功ありとして少将に昇進後第五艦隊参謀長に就任。惑星レグニッツァ上空の戦い、第四次ティアマト会戦に参戦。用兵家としての能力をいかんなく発揮。その功あって正史より早くビュコックが大将に昇進すると同時に中将昇進。前年に戦死したロボス元帥に代わって(代理として前任の統合作戦本部長シドニー・シトレ元帥が兼任していた)宇宙艦隊司令長官となったビュコック大将に代わって第五艦隊司令長官に就任。
第五艦隊司令長官としてアスターテ会戦に参加。帝國軍と一大決戦を行い、引き分けに持ち込んだ功で大将に昇進(ビュコックは元帥に昇進)。宇宙艦隊総参謀長に就任するがすぐに特設艦隊司令長官に転任。イゼルローン要塞を術策によって陥落せしめた功で元帥昇進後イゼルローン要塞方面軍総司令長官を拝命する。尤もヤンが攻略する頃にイゼルローンは事実上放棄されており、イゼルローン回廊帝国側に二つの要塞を移動していた。レンテンベルク要塞とガルミッシュ要塞である。
結局帝國優位は動かなかった。しかもレンテンベルク要塞とガルミッシュ要塞は一体化されており、回廊一杯に広がっていた。
ビュコック退役後に宇宙艦隊司令長官・統合作戦本部長を歴任するなど歴戦の名将と名高い。
旗艦はトリグラフ旗艦級最新鋭戦艦三番艦ヒューベリオン。前代ヒューベリオンは大改装後に高速巡洋戦艦として名をヘーリオスと改められ、部下であり後輩でもあるダスティ・アッテンボロー大将の旗艦となっている。
尚、原作においてE式表記(アジア系表記で姓が最初にくる表記)であるが、本作ではすべて欧米表記としている。
マーガレット・カルミン・
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