第2章 反逆の少女たち
第22話 四魔女の一角:エレノア・ラン
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きだ! マリア!」
「ぁ……ランス様……」
マリアはランスの言葉に呆れ、ユーリが諭す。
そして、シィルは助けに来てくれたことは嬉しいのだが、また別の女の人にエッチな事をしようとしてるランスを見て凄く複雑のようだった。
「がーっはっはっは! 今回最速攻略だな! 魔女の中で!」
「なっっ!!」
ランは、必至に目を擦りながら幻覚を使おうともがいていたのだが、ランスの言葉を聞いて、唖然とした。
「な、そんなわけ……だって、私、目と魔法が……それに剣も……」
「ばーか! それを器用貧乏と言うのだ。どれも満足に使えておらんでは無いか」
「うぅっ!」
そして、ランストドメの一言。
「間違いなく最弱だな! がはは。ミル、そしてマリア……更にしたのしたのしたの……∞! がランだ!」
「うわぁぁんっ!! そんな、そんなのってぇぇ!!」
ランは認めたくないようで、幻覚を使う事も忘れて泣き叫んでしまっていた。
「……いくら 今は指輪のせいで悪い子になってるけど、正直 見てられない」
「罰だ、って思えばいい。実際、四魔女の中で間違いなく最速で捕らえられた。紛れもなくな」
「何気にユーリさんもヒドイ……」
「情けをかけるのは、更にヒドイと思ってな、それよりシィルちゃんだ」
ユーリは、再び道具袋からフードを……、って何着もってるんだ?と、つっこみたくなるが、置いといて、ユーリはシィルにフードを渡した。彼女は裸であり、身体を隠させる為にだ。
「よかった。無事で」
「あ、ありがとうございます………」
シィルはとても複雑。表情を見るだけでよく判る。
「とりあえず、≪アレ≫をしないと救えないんだ。と言っても気休めにならないと思うが」
「良いんです……。ありがとうございますユーリさん。……あ」
シィルはユーリに聞きたい事があった。今はランスは絶賛 責め中であり、マリアはため息をしながら壁と話をしている。今なら話を聞きやすいようだ判断したようだ。
「ユーリさんは、高位の魔法使いなのですか?」
「ん? オレは戦士だよ。剣を使うから、剣士、だな」
「え……、でも 今のも、この前もランス様にスリープを……かけたので、そう思っちゃいまして」
「ああ〜、そうだったな。詳しくはちょっと黙秘させてもらいたいな。ただ、魔法技能はオレには無いとだけ言っておくよ」
「あ、そうだったんですか、ごめんなさい。変なことを聞いて……」
「いや、良いさ。疑問に思うのは当然だし、シィルちゃんも魔法使いだから気になったんだって思うしな」
ユーリはそう言って笑っていた。シィルは、出来れば教えてもらいたいと思ったのだが、それは無理だと判断したようだ。魔法の技能が無いのに、それに似た力を使えると言う事
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