第2章 反逆の少女たち
第22話 四魔女の一角:エレノア・ラン
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の元へいらっしゃい……」
「あ……ぁ……」
シィルは言われるがまま、ランの元へと覚束無い足取りで近づいていった。
「そうよ、いい子ね。ふふ、このまま志津香の所へ送っていくのもいいけれど、その前に私が少し、可愛がってあげるわ。さぁ……そのまま足を開いて」
「ぅ……ゃ……! (だめ、止めて……! そんなの、私は、私はしたくない……!)」
シィルは頭では必至に抵抗をしているのだが、身体は自由がまるできかない。魔抵の数値はそれなりに高いシィルだが、それもまるで意味を成さなかった。言われるがまま、足を開いてランに身を委ねてしまった。
「ふふ」
ランは、舌舐めずりをして、シィルに手を伸ばした。
「(や、やぁ!だめ、触らないで……ランス様にしか触られた事がないのに…!)」
「うふふ、すました顔をしていても、身体は随分と淫乱なのね……この湿り具合は何かしら? うふふ、ほら 指に こーんなに絡み付いて……」
「ち、違います……ちがうっっ……!」
「何が違うのかしら? こんなに濡らしておいて……さぁ、生まれたままの姿を見せなさい」
「ぃ……ぃあ……!」
シィルは、言葉を発する事、否定するという抵抗は出来たのだが、命令を拒む事は出来なかった。いくら、頭で拒んでも、身体は反応してしまう。言われるがまま、シィルは服をすべて脱ぎさる。
「うふふ、次はそうね……自分でするのよ。出来る? 出来るわよね……」
「あ、ああん……!」
シィルは右手を伸ばし……そのまま自分を慰める行為をしてしまう。
「(ら、ランス様……ランス様……助けて、助けてくだ……さい。こんなの、い、いや……なのに、手が、手が、勝手に……)」
シィルは必至に声を上げまいと、口を噤んでいた。必至に抵抗しているが、最後に待っているのは堕ちると言う事。
「これで貴女もおしまいね。うふふ、早く狂ってしまいなさい。淫乱で狂っている方が志津香のエネルギーとして最適になるのよ」
「あっ……ひっ……、だめ、こんなの、本当に狂って……あ、あっ!」
「それでいいのよ。さぁ……自分を解放しなさい。快楽と言う名の地獄へ……」
「ぃゃぁ……、ら、ランスさ、ま……た、たすけ……!」
「助けは来ないわ……うふふ さぁ 幻覚の力、その真の快楽を教えてあげるわ……、それでも自我が保てるかしら? ふふ」
「や、やぁぁ!!」
「さぁ、狂ってしまいなさい!」
ランは目を見開きシィルの目を見ようとしたその時だ。
“ぽかっ!”
突然頭頂部に鈍い痛みが走った。何が起きたのか判らない。
「痛っ!! な、何!? 誰なの!?」
痛みと混乱のせいかシィルに掛けた幻覚魔法が解けてしまう。シィルは、顔を上げる。ランの後ろに立っている人は
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