暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第2章 反逆の少女たち
第22話 四魔女の一角:エレノア・ラン
[13/13]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
 ロゼが手を広げて何かを言おうとしたとき、マリアがわざとらしく生唾を飲み込む。ユーリはと言うと、かなりげんなりとしている様だ。

「私が筆下ろしをしてあげましょう! これで、童貞ならぬ、童顔卒業!」
「やかましいわ」

 何処から取り出したのか、ユーリはハリセンで頭を叩いていた。このセリフを言われたのは2回目だ。
とは言え、ユーリ自身も扱いには手慣れたものだとマリアは思えていた。
 だが、相手はロゼ。まだ、安心するには早いだろう……ユーリ君?

「そもそも、安心なんて出来ん。……ロゼ相手なら」
                               
 誰につっこんだのか……、ユーリは誰にも聞こえないくらい小さな声でそうボソリと呟いていた。

             
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ