第2章 反逆の少女たち
第21話 四魔女の一角:ミル・ヨークス
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は美女の願いなら聞いてやる素晴らしい男なのだ!」
ランスは両手を腰に当てて大笑いしていた。ユーリは、軽く笑うと。
「当たり前に存在するものなんてありえない。あって当たり前なものなんてこの世には無い」
「ユーリ……?」
ミリはユーリの言葉の意味がよくわかってなかったが、どこか表情が悲しそうなのは判った。
「だが、それでも家族は一緒にいるべきなんだよ。……全力で、その間を大切にしないといけないからな、ミリ」
「……ああ、ミルをもう絶対に離さないさ、ふふ、過保護だって言われるくらい、べったりになってやろうかね?」
「はは、そんなミリは中々想像出来ないがな」
「あ、それ私も思った!」
場が笑いに包まれていった。
先ほどの、ユーリの見せた表情……、誰も聞くことが出来ない。でも、ユーリが思っている事は判ったのだから、それだけで十分だと、マリアもミリも思っていた。
そんな時だ。
「ぶっ!!!」
マリアが思わず吹いていた。なぜなら……。
「さぁ!! お待ちかねタイムだ! がはは!!」
「何で、裸になってんのよ!!」
「何で? 勿論ナニのために決まってるだろう!」
「おいおい……、ミルは今気を失ってるんだぜ?」
「何を言うミリ。このままでは、またミルが悪い子として目を覚ましてしまうのだぞ? ちゃんとお仕置きを兼ねた救済をして、指輪を外してやらないと助けられんではないか」
「あっ! それはそうだけど、ちょっと待って、ランス! ミルはまだ……」
「ええい! うるさい、マリア! 大体処女を失わんと、指輪を外す事ができんのなら、仕方が無いだろうが! オレ様だって、不本意なのだ。仕方なく、なのだ!」
ランスは今回ばかりは、本当にそう思っているようだ。
いつもなら、不本意などするつもりないだの言ってても、表情はそう言ってない。涎を垂らしたり、鼻の下を伸ばしたりと、出やすいタイプなのだから。だが、その気配は無い。
「んで、どの変が不本意なんだ?」
ユーリがやれやれとため息をしつつ、ランスにそう聞いていた。
「当然、気を失った女とヤルなど、楽しめんでは無いか! だが、起きてあの幻獣を連発されるのも面倒くさいだろ」
「そっちかよ!!」
「最ッ低……」
ミリとマリアは思わずそう言ってしまっていた。
ランスと言う男の事……、まだまだ判ってないな、とユーリは苦笑いをしていた。……別に判りたくもないが。
「では、ぐふふ……行くぞー! とぉーーー!!」
ランスは、そのままミルの下半身をむき出しにし、一気に行為に移っていった。
ランスが楽しんでいるその時。
例によって、後ろを向くユーリとマリア。
「ほんと、性欲の悪魔よね……」
「それがランス
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