第2章 反逆の少女たち
第20話 悪魔の悲鳴
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いう事を、彼女はこの時わからなかった。そこは光り輝く部屋。
……根源は同じと言う自身の考えが間違っていなかったと言う事実を知った彼女。
場所は変わり、AL教本部。決して、深く関わらないとしていた筈なのにその場所で、鬼才と呼ばれるその実力を惜しむことなく、使おうとする彼女がそこにいたのだった。
〜迷宮≪地獄の口≫ピラミッド迷宮〜
迷宮組の4人は、と言うか、ユーリはとりあえず、マリアを宥める事に何とか成功していた。
そもそも、嘘を言っているつもりは毛頭無いし、それにあの場所になぜいたのかも事細かく説明をしたのだ。随分と疲れたのは言うまでも無い。
そんな疲れている場面で。
「おほほほほ おほほおほ!」
突然、へんなヤツに出くわしたのだ。
ソイツはどう見ても人間じゃなく……、いわば化け猫?の様な姿だ。奇怪な姿の上に、《QUIZ》と大きく書いたプラカードを手に持っている。
「まろは恐れ多くもかの有名なキング・ドラゴンでおらしゃるぞ! 略してK・D。ここを通りたくば、まろのクイズに答えたもれ!」
「は……? なんだお前は」
流石のランスも突然の事に驚きを隠せないようだ。
「………」
ユーリも、言葉が出なかった。突然現れたから、驚いている。といった類ではなく、本当に、出ない。言葉が出ないのだ。
「どきな! オレにはしなきゃならない事がある! 邪魔だよ!」
ミリは強気で前に出て行くが、通せんぼをし続けるのはK・Dだ。
「まろのだすクイズに答えてくだしゃりぬと通すわけには行きませぬ」
「生意気なヤツだ。オレ様に無礼な口を開いた事を死んで詫びるがいい」
ランスが驚いたのは勿論一瞬であり、次の瞬間にはいつものランスに戻っていた。我が道突き進む。邪魔するならぶっころーーす!と言う彼に。ランスは、剣を引き抜いて、そのままその猫をばっさりと斬りつけた。
「そ……そんな、そんな……、まろの……まろを……」
「えーい、うるさい!」
何度も何度も斬りつけ、突き刺し、蹴飛ばす。
「さて、通れるぞ? 行こうか」
さすがのミリもその姿を見て少しだけ引いていた。……少しだけ、というのが凄い気がする。
「お前、やることがえぐいな」
突き刺しまくった猫を哀れみつつ先へと歩を進めた。
その時だ。
“きぃぃぃぃぃ……”
再び、時が止まった。
「(んが!! これは……またか!!)」
ランスも意識も意識があるようだ。だが、先頭に立っていて前しか見てないから視線を変えれず誰も見る事は出来ない。
「(なん……だ?これは……、こんな感覚は初めてだ)」
ミ
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