第2章 反逆の少女たち
第20話 悪魔の悲鳴
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せかな? おっ! ユーリも相当な冒険者だろ? 金も持ってそうだ。賭けないか? 青天井でどうだ?」
「ん。構わないが……どうなるだろうな。アイツはたまに読めないから」
「もう! さっきから、絶対遊んでるでしょ! 2人とも!! でも、私は普通にシィルちゃんだって思うな? ユーリさんの本命で」
ちゃっかり、マリアも同じように遊びに参加してしまったようだ。とまあ次のランスの願いに皆が注目をしていた。
だが、ある意味的中する事になる。
それは、賭けであった内容じゃなく……、ユーリが言っていた言葉。『あいつはたまに読めない』と言う言葉だ。
「ズバリ、ヤらせろ! 第2ラウンドだ」
「………………………」
場の空気が、いや 全てが固まった気がした。空気も冷えた気がする。
「……あ、これじゃどっちが悪魔かわかんないわよ!」
「さすがユーリだな……。ずばり当たったじゃないか。読めないと言う言葉が」
「賭けの対象じゃないだろ……。でもま、オレも言おうか、流石はランスだな」
悪魔の心境は置いといて、皆が皆それぞれ感想を言っていた。そして、悪魔の……お嬢さんはと言うと……。まだ固まっている。言っている意味が判らない様子だった。
「あ、いや……」
そして、だんだん動く事が出来る様になったか、と思えば次は身体を震わせていた。さっきの行為……とても痛くて、とても疲れるのだ。それを……またする、と言う事になって 悪寒を感じていた様だ。悪魔なのに。
「お、お願いです、別の、別の願い事に……「とーーっ!!」いやぁぁぁぁ!!!」
《悪魔の絶叫、ここに響き渡る》
……どこかに有りそうなキャッチフレーズが頭に過ぎっていた。
そして、更に数十分後。
第1ラウンドは手加減してたの? ってランスに聞きたくなるくらいの責めをランスはしていた。ランスは、2回目の方が、1回目よりも遥かに激しく、動かしていたのだ。悪魔のお嬢さんは、腰を手に当てつつゆっくりと身体を起こすとランスに問いかける。
「ぁぅ…… つ、次が……、本当の最後です、よく、考えて、安易な結論を……ださないように……お願いします!!!」
目で、『もう次はやめて!!』と言わんばかりに言っているようだった。必要以上に念押しをしているのだから。その想いに対し、ランスは既に、3つ目の願いは決まっていたようで、2回目程時間はかけなかった。
「オレ様の魂をとる事と言う話を無かったことにしろ」
「…………え?」
悪魔のお嬢さんは、三つ目がHじゃない事に一瞬安堵していたが……、冷静に内容を頭の中で再生を繰り返して、目を丸くさせていた。
「……優しいな、実はオレは最初にこれを持ってきて、気兼ねなく残りの2つを叶えさせるつも
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