第2章 反逆の少女たち
第18話 鏡の御指示
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と、定番名謳い文句があるだけだな。重要な部分は……」
「おっ!? 迷えしってことは奥へ進む方法が書いてありそうだな?」
「ほんと、ユーリさん。何か判りました?」
ユーリが腕を組みつつ、何度も目線を動かしながら読んでいるのを見たマリアは期待しつつそう聞いてくるが……、先に石板の文字を解読したユーリは、呆れた表情になっていた。ここを作ったの奴がどんな奴なのか、はっきりと目に浮かぶようだ。……ランスの様な男だろう。
「とりあえず、読む。断っておくが、俺は読むだけだぞ? 他意はない」
「良いからさっさと読め」
「あーおほん。『梅式ワープ装置の作動方法。 鏡の前で少女のパンティを披露すべし』……だ、そうだ」
「何よそれ! エッチな機械ね!! もう、本当にふざけてるわ!」
マリアは、何故かユーリの方を見つつ、怒っていた。最初に注意事項! を言った筈なのに。
「がはは。と言うわけだ! マリア、宜しく頼むぞ?」
「いやよ! そんなの!」
「良いのか? そんな事を言っていては、マリアの大事な仲間も救うことが出来ないぞ?」
「うぅ……ユーリさんの馬鹿」
「だから、オレは読むだけと言っただろうに……。はぁ、真知子さんに頼まなくて良かったな」
こんな変な依頼するのは、気が引ける。ランスならそうは思わないだろうが……。
「さぁ、マリア。この鏡の前でパンツを見せるのだー」
「も、もう、わかったわよ。やるからむこう向いててよ」
「良いだろう。オレ様は紳士だからな」
「全く当てにならん」
「うひひひ……」
「うぅぅ……なんで私が……」
マリアは渋々とスカートを捲くり上げ、鏡の前で下着を曝した。
水色の紐付き下着。ランスはニヤニヤと見つめていた。最初の紳士発言は如何に……。
『ぴんぽんぱんぽーん♪第一のワープ装置が解除されました』
マリアが下着を見せた数秒後。突然声が鏡から訊こえてきた。
「……鏡の中に誰かがいるみたいに反応したな」
マリアは羞恥から、顔を かぁぁ! っと赤くさせる。
そして、鏡の前にまで言ったと思ったら、チューリップ1号を両手で持ちながら振りかぶる!!
「さいってい!! 女の子に何させるのよ! こんな鏡、叩き割ってやるわ!!」
「がはは! 中々、良い趣味の鏡ではないか! おいマリア。鏡を割ろうとするんじゃない!」
「はーなーしーてー! 割らせてーー!!」
チューリップを握り締め、鏡を必至に割ろうとしているが、流石にそれは同意できない。
「……我慢してくれ。この解除をしないと先に進めないみたいだ」
「でも! もう終わったでしょ!!」
マリアはそう強引に言うが……、マリアも察しが付いているはずだろう。
「さっき、第一って言って
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