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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第175話 男の娘?同盟結成
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話があるから、その後で良かったら案内するけど……」
BoBに参加する以上は、明日も間違いなくログインしているだろう。だから、その時に教えると言う方法も提案した。
「あ、なら 明日14時にこの場所、でしたね。それでよろしくお願いします。……何から何まで、本当にありがとうございます」
「いや、本当に良いから。じゃあ、明日……また楽しみにしてるね」
彼女はそう言うと背を向けた。
「あ、はい。また明日ー……」
キリトは手を振った。
彼女も軽く手を振り返すと、あっという間に人ごみの中へと消え去っていった。
キリト自身での現実の用事……と言うのはリュウキの事だ。
つまり、《さっきの娘=リュウキ》だと言う事を確認する事もそうだし、今回の事をちゃんと追求する事もある。……黙っていた事を少なからず説教をする為に。
「まぁ……、オレも皆に内緒、詳しい内容は内緒にして 来てるから他人の事言えないと思うけど」
キリト自身、アスナには詳しい事は言っていない。菊岡に依頼された……程度にしか言っていないのだ。死銃の事件の事、ひょっとしたら、殺人事件かもしれない事を伝えていないから。
その伝えていない理由を考えたら……。
「……強くは言えない、か。同じ気持ちだから」
キリトは考えを少し改めていた。
そして、キリト自身も現実世界へと一旦帰ろうと指を動かした時、ある事を思い出した。
「あっ……、さっきの女の子の名前、聞いてなかった」
もう、彼女は人ごみの中を消えていったから、完全に見失ってしまった。
「ま、まぁ 明日また会えるし……、でも オレの名前はどう言ったら良いかな……? 《キリト》って名前の女の子はいない、よな……?」
自己紹介はどんなネットゲームでもエチケットだ。相手に名乗らせたら、こちらも名乗る。それは、現実世界でも同じ事だろう。
キリトは、そんな事を考えながら一旦現実世界へと帰っていった。
丁度その頃、あの女の子も同じことを。
「あ、あの2人の名前聞いてないや」
振り返りながら、頬をポリポリと人差し指で掻き呟いていた。
「折角会ったのに、ちょっと勿体無かったかな? まぁ 明日また会う……と思うし、その時で良いかな」
そう言うと、再び歩きだした。
そして、歩きながら考え、想う。
この世界だったら、こんなに簡単に、まるで友達の様に楽しく会話したり出来るんだ、と。現実世界と同じ様に、この世界でももう友達なんていらない、と思っていたのに。それでも、色んな事があったけれど、本当に楽しかった事は否めないんだ。
「………私は」
彼女は、軽く首を振った。確かに楽しかった。だけど、BoB
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