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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第175話 男の娘?同盟結成
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思える。
銃が連想させるのは、ど考えてもう綺麗事さえ言えない。血と殺戮のイメージしかわかない。そんな世界で、あんな女の子が。……恐らく同世代だと思える彼女がこの世界にダイブして、あらゆる銃の知識を持ち、ベテランプレイヤーとなるまで戦い続ける程とは一体どのようなものなのだろうか……?
「ね、聞いてる?」
「あ、は、はい」
キリトは慌てて思考を中断して頷いた。
人のプレイの動機なんて、その人の勝手だろう。だけど、何故か……この時キリトは気になっていた。たまに見せる彼女の笑顔と驚いた表情を見せる時。
本当に楽しそうにしている笑顔は、魅力的だと思えた。一見すると冷静に見えるのに、仄かに見せるそれらの表情を見たら。……多分、同性だと思ってるからだと思うけど。
「じゃあ、これを買います。他にも買ったほうがいいものって、なんです?」
キリトは、やや騙している感じがするから申し訳なさそうにしつつ、他に必要なモノもご教授願った。彼女は、その表情を見て 見繕ってもらってる事に申し訳なさを感じているのだろう、と思った様だ。だから、その後も微笑みながら教えつつ、選んであげた。
《予備弾倉》《防弾ジャケット》《対光学銃防護フィールド発生器》……etc
その時点で稼いだ所持金は、全て綺麗に消えてしまったのだった。
「今日は、ほんとにありがとうございました。すっかりお世話になってしまって……」
「ううん。女の子のプレイヤーって、なかなかいないから。さっきのコとキミ。2人と出会って良い刺激になったよ。無茶な早撃ちガンマンと回避ガンマンがいるって。……片方はガンマンと言うより剣士かしらね」
「あ、あはは……」
微笑む彼女を見て苦笑いしか出ないキリト。
やっぱり、言ってしまいたい気持ちが全面に出てきてしまうけれど……、どうしても言えなかった。ここまで引っ張っておいて、今更。だと。
何か良い切欠があるまで、大変申し訳ないけど今のままで……、とキリトは自分の中で勝手に決議してそのまま苦笑いを続けた。
――これがのちの悲劇に繋がる事を、この時のキリトはまだ知らない。
「えっと、次は総督府、だったかな?」
「あ、ああ。すみません。その事、なんですけど……、現実の方で呼び出しがあったみたいなので……」
キリトは頭を下げつつそう言う。
このアミュスフィアには、現実世界での身体を揺らせたり、大声で読んだりすると、ゲーム中に警告が鳴る仕様になってるのだ。所謂、安全装置だ。
「ああ、成る程。うん。なら簡単な場所だけ、教えとこうか?」
彼女も勿論その安全装置に関しては知っていたから頷きつつ、直ぐに教えられる方法を取ろうとした。
「あ、明日、さっきのコとちょっと
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