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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第175話 男の娘?同盟結成
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いた。
ポップアップメニューから、《BUY》を選択し、あっという間にNPC店員。
ロボット、これまた某映画に出演する様な、ローラー付きのロボット(R2‐D○?)が現れる。そしてあのゲームと同じようなキャッシャーについていた緑色のスキャナ面に右掌を押し付ける。すると、効果音が響き、パネル上面に黒いフォトンソードが効果音と共に現れた。
お決まりである、『お買い上げありがとうございましたぁ〜』と、フル機械から女の子ボイスが流れ、そして来た時と同じ速度で帰っていった。
「……あーあ、ほんとに買っちゃった」
女の子が右斜め45度の視線でキリトを見ていった。でも、直ぐに微笑む。
「ま、戦闘のスタイルは好きずきだけど、さ」
「そうですよ。売ってるって事はそれなりに戦える筈ですよ。コレでも」
答えながら、右手でしっかりと筒状武器を握り締めた。
親指の位置にある、ボタンが起動装置だろう。それを押し込むと、ぶぅん、と低い振動音と共に紫がかった青に光るエネルギーの刃が1m強程、伸長して周囲を照らす。
「おぉ……」
思わず少し感動してしまった。
今まで大小様々な剣を使って来たけれど、刀身が実体のない光でできた剣は初めて。初めての武器と言うものは、どうしても心躍ると言うものだ。……軽すぎるのが、不満だけれど、それは置いといたとしても。
「……」
そして、中段に構えてから、もうシステムアシストなしでも動作が体に染み付いているSAO時代の片手直剣ソードスキル、《バーチカル・スクエア》を繰り出してみる。心地よい唸りを上げながら、空中に軌跡を描いた。……だけど、この動きでアイツを捉えられるだろうか?
あの銃捌きを目の当たりにした。
銃の腕は間違いなく足元にも及ばないだろう。だから、勝つとしたら剣で何かしらの対策を取るしかないのだ。
「(……って、なんでオレはアイツの対策考えてるんだろ? 目的が違うだろうに)」
キリトは、バーチカル・スクエアを完璧に決めたと言うのに、何だか疑問符を浮かべていた。……目の前であんなプレイを見せられたら、どうしても燃えてしまうのはゲーマーとしての性だろう。
そして、
剣の世界
(
SAO―ALO
)
では遅れを取っているし、この世界ででも、後塵を拝するのは、流石にプライドに触ってしまうから。
「へぇー」
横で、キリトの剣技を見ていた女の子が短く手を叩きながら、少し驚いたような笑みを見せた。
「なんだか、結構サマになってるね。ファンタジー世界の技かぁ……案外侮れないかな?」
そう評した。
武器を構えたその時から、何処か堂に入っていると思えていたのだ。そして、流れる様な連撃をみせられ、中々無いとは思うが超接近されたら、本当に大変だ
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