序章
[1]後書き
ざざぁ・・・ざざぁ・・・
ざく、ざく、ざく・・・
海の側の砂浜を一人の少年が歩いていた。
ざく、ざく、ざく・・・
ふと、少年は立ち止まると海を見た。
少年は海が好きだった。海を見ているとなにもかも忘れられた。
海はいつもそんな少年をまるで母親がわが子をあやすかのように優しく包み込んでくれる。潮風は優しく頬を撫でてくれる・・・そんな気がしていた。
だけど、この日は違った。
少年が海を見たちょうどそのとき海の波は少年を上から押さえつけるかのように高くあがっていた。
少年はなす術もなく波に飲まれ消えた。
不思議なことに、海が少年を飲み込むと波は弱くなっていった。
[1]後書き
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