暁 〜小説投稿サイト〜
レイの世界 〜traveling some worlds〜
序章〈国に入る10時間前〉
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〜〜かわいい〜〜〜〜」

 こらっ、やめろ。おい!!やめ〜〜

リリー「あ、逃げちゃダーーメ♪」

胴長の何かはリリーに制されて動けなくなる。

レイ 「はは〜〜〜ん」

レイはにやにやしているリリーの顔を見て悟った。

リリー「なっ...これは...違うの!!」

 だーーかーーらーーはーなーせーー

胴長の何かはリリーの腕を外そうとするが、全く動かない。

レイ 「連れて行きたいか?」

リリーは静かに小さく頷いた。

レイは運転席に戻り、リリーは胴長の何かを抱いたまま、荷台に乗る。

 なっ、ま、まて!!あそこはオレのなわばりなんだ!!オレはあっこにいなきゃ...

リリー「一緒にいこーね。コータロー」

レイ 「変な名前だな」

リリー「なっ じゃ、じゃあアンタがつけてみなさいよ!!」

胴長の何かの名前考えながら、レイはエンジンをかける。

レイ 「ん〜〜オス メスどっち?」

 おーれーのーーなーわ−ばーりーーーー

軽トラが再び動き出す。

リリー「どこで見るの?」

レイ 「知らん。じゃあなぁ...晶とかは?」

リリー「いやよ!!ダサい!!」

 うわぁあああああああああ

胴長の何かの都合なんてつゆ知らず、軽トラは一面 茶世界の中を直進していった。

グ〜〜〜〜とレイの空腹の叫びが砂に染み渡った。
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