第二十九話 黒井大尉!ジェネラルシャドウ格好いい!!その十一
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「さっきから聞いてたら」
「悪いかよ」
「それで悪いってのかよ」
「実際そうだろ、読者が飽きたらアクセス減るぞ」
「それで人気なくなったと思われて打ち切りだぞ」
「主役がそうしたこと考えて悪いのかよ」
「むしろ当然のことだろ」
二人は突っ込みを入れてきた瞬にも言い返す。
「俺達が主役でなくて何なんだよ」
「この作品は打ち切り制度あるってこと忘れるなよ」
「週刊少年ジャンプみたいなことがガチであるんだぞ」
「連載が最後尾になったら怖いんだぜ」
ジャンプの場合はだ、読者アンケートはその作品の命まで決める。尚人気があればドラゴンボールの様な展開でも大丈夫だ。
「俺達は巻頭カラー最終回目指してるんだ」
「だから絶対に人気ないと駄目なんだよ」
「俺達が主役でいる為に!」
「打ち切りは防ぐぜ!」
「結局自分のことじゃない、全く」
瞬は二人の言葉を聞いてまた呆れた。
「公のこと考えなさいよ、少しは」
「それが金になるんならな」
「女の子達にキャーキャー言われるんならな」
「公のことも喜んで考えてやるぜ」
「そうした状況になるんならな」
「なる訳ないでしょ」
また言う瞬だった、表情は変わらない。
「公っていうのはね、そういうのじゃないのよ」
「一応マナーは守ってるからな」
「公共道徳はな」
「あとちゃんとクラスとかでも協調してるつもりだぜ」
「我儘言ってねえぜ」
「そういうのじゃなくて」
そうした公共への気遣いではなかった、瞬がここで言う公は。
「天下、人々、国家の為にね」
「尽くすっていうのか」
「そういうことしろっていうのか」
「そうした考えないの?」
「ないな」
「そんなこと考えたこともねえ」
二人は瞬時に答えた。
「生まれてこのかたな」
「一度もねえぜ」
「というかそんなのいいだろ」
「犯罪してなくてマナー守ってたらな」
「これでもゴミはゴミ箱に捨ててるぜ」
「食ったものは残さない」
二人もこうしたことは守っている。
「弱いものいじめはしない、動物には優しく」
「暴力教師は通報して社会的に抹殺してやってな」
「ついでにツイッターで実名出たら拡散してやってるぜ」
「合格は合格ね」
公共心はあるというのだ、瞬からみても二人は。
「人間として最低限は出来てるのね」
「トイレの後は手を洗ってるしな」
「毎日風呂と洗濯も忘れてないぜ」
「ちゃんとな」
「奇麗にもしてるぜ」
「それ位はしないとね」
瞬も頷いて言う。
「やっぱり駄目よ」
「そうだろ、だからな」
「俺達だってちゃんとしてるんだよ」
「間違ってもお味噌汁飲んだ後の味噌汁茶碗に痰吐いたりしないぜ」
「作者も一回だけ見てびっくりしたけれどな」
一回だけある人がしたのを見た
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