暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
101話:湧き上がる不安
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困っていると、ヴィヴィオの存在に気づいた全員が振り向いた。
「ママ〜!」
「ヴィヴィオ〜!」
「危ないよ、転ばないでね」
「うん―――あッ」
なのはやフェイトに向かって走っていたヴィヴィオだが、見事にフラグを回収―――
〈 ATACK RIDE・MAGIC HAND 〉
〈マジックハンド・オン〉
「よっ…と」
する直前に、士が倒れる体を掴んでなのは達の側まで移動させた。
転ばずにすんだヴィヴィオは目をパチクリさせ、なのははヴィヴィオを撫でながら「士君、ありがとね」と感謝を述べる。
それを聞いてフンッと鼻を鳴らすと、士は変身を解き首を鳴らした。
「取りあえずヴィヴィオ、大丈夫? 怪我してない?」
「うん、大丈夫」
「気を付けてね。ヴィヴィオが怪我なんかしちゃうと、なのはママもフェイトママもきっと泣いちゃうよ?」
「うん、気を付ける!」
元気のいい返事が返ってきて、周りの皆も笑みを浮かべた。そしてヴィヴィオはなのはとフェイトに両手を繋いでもらい、隊舎の方へと向かって歩き出した。
そんな光景を見ていたシャーリーとマリエルの二人。シャーリーはそれを微笑ましく眺め、マリエルは驚きでズレたメガネを上げて叫んだ。
時は過ぎていき、夕暮れ時の部隊長室。そこには分隊長の二人とはやて、それに士がいた。
「ほれ、サーターアンダギー」
「おぉ、おいしそうやなぁ!」
「そうだね―――って、何お菓子作ってきてるの!?」
「脳にお砂糖、ちょっとした栄養補給だ」
いきなりお菓子を持って現れた士に、ほんの少し前に集まっていたなのは達。はやてはすぐにサーターアンダギーを一個取り口に運び、なのははツッコミを入れた。因みにフェイトは、はやてが取った後でこっそり取って食べていた。
「で、今日教会の方から最新の預言解釈が来たんよ。それによると、やっぱり『公開意見陳述会』が、狙われる可能性が高いそうや」
「そうか、やっぱり…」
「勿論、警備はいつもよりうんと厳重になる。機動六課も各員でそれぞれ、警備に当たってもらう。ほんまは前線丸ごとで警備させてもらえればええんやけど…建物の中に入れるんは、私達四人だけになりそうや」
はやての説明を聞いた三人は、ほぼ同時に頷く。
「まぁ、四人揃ってれば大抵の事はなんとかなるよ」
「前線メンバーも大丈夫、しっかり鍛えてきてる」
「シグナムやヴィータも、今まで以上にコンディションを整えてきてる。フォワード四人のデバイスも、サードまでリミッターを外すことになるしな」
フェイトに続きなのは、士も自信満々と
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