暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
101話:湧き上がる不安
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ここは六課の会議室。早朝のそこには、早くも会議をしている三人の男女がいた。
「戦闘機人、ですか…」
「あぁ、この間のレリック捜索で遭遇した敵と、その後のガジェット殲滅の時のエネルギー反応。それらを調べた結果、そいつらが戦闘機人だってわかった」
一通りの説明が終わった後、説明された単語を漏らすように呟いたのは、この六課の副部隊長―――門寺士二等陸佐。
それに対し、説明口調で話を続ける陸士106部隊の部隊長―――ゲンヤ・ナカジマ三等陸佐は、目の前にある緑茶を啜る。
「『人の身体に機械を融合させて、戦闘能力を飛躍的に高める研究』…こんなの、普通の人がやる研究じゃないですよ」
しかめっ面でそう言うのは、六課の部隊長―――八神はやて一等陸佐だ。
彼女の言う通り、こんな研究は普通まかり通る訳がないものだ。表だって行おうとすれば人道的な問題で頓挫するし、そうでなくてもコストの面や成功例の少なさから中止せざるを得ない筈のもの。そもそもこう言った関連の研究者達の間では、既にタブー≠ニされている代物だ。
―――だが、
「いかにも、マッドサイエンティストがやりそうなもんだな」
「まぁそうだな。普通の研究者じゃあやろうとも思わないんだ、やるとしたら裏の者達―――犯罪者達だな」
はやての言葉に士はため息をつき、ゲンヤははやてと同じようにしかめっ面を浮かべて言った。
そもそも、この三人が何故こんな早朝に会議をしているのかというと……
昨晩、はやての下へゲンヤより『捜査協力について、より詳しい話をしたい』と言った連絡が来たのだ。取りあえず話は夜より朝に、という事で次の日の朝に執り行うことになった。
そして、ゲンヤが来た理由は他にもあった。それは……
「スバルの方はどう見ますか?」
「どうって…見りゃあわかるだろう、強くなってる。それにあの教導隊の中のトップエースが教えてるんだ、不満なんてあるか」
「そりゃ、なのはも喜ぶと思いますよ」
捜査協力の為六課へ出向となったギンガを送る事と、自分の愛娘のスバルの成長ぶりを見に来る事。
丁度今なのはの計らいで、ギンガとスバルが軽い模擬戦をしているところだ。ややギンガ攻勢だが、スバルもしっかり防壁で防いでいる。なのはやヴィータのおかげであろう。
「それじゃあナカジマ三佐、捜査協力の件についてより詳しい話を」
「あぁ、わかった」
「士君は訓練の方、お願いな」
「りょ〜かい」
はやての言葉にうなずいて意思表示をした士は、そのまま会議室を出ていった。
その様子を見たゲンヤは、少し驚いた表情ではやての表情を伺いながら口を開いた。
「あんな無敵超人みたいなや
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