第2章 反逆の少女たち
第14話 四魔女の一角:マリア・カスタード
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に、王女としての仕事を全て丸投げする事を全く問題視していない。
そして、マリスはリア中心で回っているんだ。
これでは、かなみは大変だろう……。と、考えるが彼女はただ、必死に頑張るだけなのだ。
真の忠臣となる為に、それが茨の道だろうとも。
「ぶぅ……、それで 少々ってどのくらいなの?」
「そうですね……、公務としては5日程。軍内部での打ち合せ、備品発注検討。……全てを含めてたら、更に伸びる可能性も」
「……駄目、待てないから三日以内。私のサインがいるものは片っ端から持ってきなさい」
「畏まりました」
「……ひょっとして、短くされるのを見越して、多目の期間を申告したでしょ?」
「いえいえ、とんでもございません。私がリア様に嘘をつくなど」
半分以上期間を短くしたのに、涼しい顔で了承したマリスをリアは
そして、こんなに後ろで話をしているというのに、全く気がつかないこの少女。集中力は驚嘆に値すると言うものだ。訝しむリアにこれまた涼しそうな表情でマリスは返していた。勿論、リアに嘘を言わないのは当然であり正しい。
マリスは≪5日程≫としか言っていないからだ。
つまり、1〜5日の間と言う事。そして、《伸びる》とは言っても《可能性》と言う言葉も含まれているから、それなりに集中してこなし 人員を総動員させれば訳はない。以前までのリアの要望を叶える為の事例に比べたら 全く問題にならないのだから。
流石に明日と言われれば、我慢してもらうしかなかったが、3日なら問題ないのだ。
「早うしの準備自体は整っておりますので、持ち出し許可が下り次第直ぐにでも出発する事ができます」
「うん。わかった。可能な限り急いでね、マリス」
「勿論でございます」
「待っててね! ダーリン! もう直ぐにリアが貴方に会いに行きます!!」
ランスを想いながらうっとりとした様子で天井を見上げるリア。その様子を微笑ましげな表情で見ているマリス。……リアの中の妄想でのランスの表情は妙に美化されているのは言うまでも無い。
マリスは、後ろのカーテンの方をみた。
どうやら、≪彼女≫も帰って来てるようであり、話も聞いているみたいだ。
「かなみ。貴女も準備を怠らないように」
「はっ!!」
カーテンの裏から間髪いれずに返事が返ってくる。マリスの考えは間違いは無く、かなみもリアとマリスが丁度話を開始する時。リアがくしゃみをする少し前に帰ってきていたのだ。
……自分は忍者。忠誠を誓う主君の影として常に傍で仕える。
そして……心も支えれるようになってみせる。それが、真の忠臣と言うものだ。これは、受け入りだけど。
そして、かなみはこの時、主君が目当てにしている人物とは別の男の事を考えて
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