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ドウテイ
部屋
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アパートの部屋はいつでも呼べるようにはしていた。
何度もチャレンジしたが、なかなかうまくいかなかった。

ゴムを購入し装着練習をする。

準備万端にして出かけ、一人帰宅するのが虚しい。

ある日偶然にも知ってるコと普通に昼間マックに一緒に行く。
映画の話題になり、ちょっとTUTAYA見てこうか?って感じで店内へ。

お目当の新作は人気で貸し出し中。ブルーレイはあり。
軽く、俺んちブルーレイあるから一緒に見ようか?   
え・・・って彼女。だって一緒に見るだけじゃん!。

内心心臓バコバコ。まだ早えーし大丈夫だよ。
勝手にブルーレイもってカウンターへ。
彼女どうしよう?って感じ。

完全無視。

ディスクを渡す手が震える。
貸し出し期間聞かれる。一週間即答。
デイスクにキズ?研磨機に入れる。
ふざけんな店員!コロしたくなる。
見れなくってもいいんだヨ。
Tカードと千円札出して待つ。
とにかく焦る。
早くしろよ店員。俺の人生かかってんだぞ。

怖くて彼女の方振り返れない。ようやく受け取る。
彼女何か言いたそう。
全く関係ない講義の話題とか課題どうのって話を矢継ぎ早に。
このまま駅に向かって歩いたらバイバイだな。
バスか。
待たせたらアウトだな。タクシー?いくらかかるか、わかんねえし。
タクシー引くかな。

ここで俺の人生をバスに賭けた。
頼むよ国際興業。彼女の気が変わる前に直ぐ来てくれ。
俺結構乗ってやてるじゃん。
駅と反対方向に曲がろうとしたとき、彼女にはっきりと呼び止められた。

ちょっと家はさぁ。

これ一緒に見るだけじゃん。
あっ違う映画が良かった?(そういうことでないのは俺もわかっている)
今日凄く楽しいし、一緒に見たいし・・その後何言ってるさっぱりわかんない。
舞い上がってる。

結局何で来てくれたのかはわからない。
気の利いた言葉を言ったわけでないし。
この場合、ただ映画見るだけ、が正解か。
君が好きだとか言わないと来てくれないのか。
全くわからなかった。

バス停に向かう。
ちょっと家から離れた路線のバスが信号待ちしてる。
ダッシュでバス停へ。
走れないよ!とか言われる。
手を引いて走る。
バス待っててくれた。
ギリセーフ。
国際興業様感謝してます。

すいませんと言って二人分の料金払う。
二人掛けの席の奥に彼女を押し込む。
近い。
横に直ぐ顔。
からだ密着。
いい匂い。
ミニスカだしどこ見ていいのかわからない。
汗が出る。

彼女は友達が近くだとか、駅なら何処とか話振ってくる。
何とか話途切れない。
こんなに密着して女と話すの初めて。


彼女は、俺が他の女の子を気に入っていて誘ったり、

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