第18話 初日、ファッション?ショー開幕
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人の少女がここに舞い降りた………」
何か語り始めたよ………
「その少女は黒い眼帯と長い銀髪をなびかせ、様々な服を着飾り、観客を魅了した。その少女が帰ってくるってデパートの掲示板にあったのだ!!!」
感動を抑えるように拳に力を込め叫んでいる。
「本当に今日は付いている神よ私は今日という日を感謝します!!」
今度は祈り始める男の人。
話しかける相手間違えたな………
っていうかまたライと夜美の仕業だろ?
妙にテンションが高かったのはこのためか。
「レイ、ちょっと………」
店からライが俺を呼ぶ。
「すみません、準備中なのでもう少々お待ちください」
そう言って店の奥に入って行った。
俺もそれに続く。
「で、俺に何のようだ?」
「これから一本引いて」
そう言われてボックスの中に入った4つの棒から1本引く。
その棒には星の名前が書いてあった。
「おい、これなんだ?」
「レイは星だね。それじゃ次は私………」
俺の質問には答えず、ライも俺と同様に棒を引く。
「僕はセインだね」
「やったー!よろしくね、ライ!!」
「こちらこそ!!」
手を取り合い喜ぶ二人。
意味が分からないんだけど………
「次は私だ」
今度は壁際にいた夜美が棒を引いた。
「我はフェリアか、よろしく頼む」
「………帰りたい」
かなりテンションが低いなフェリア………
壁際で丸くなりながらつぶやいている。
「と言う事は私はノーヴェっスね!!私が完璧にコーディネートするっス!!」
「なんでお前じゃなくて姉の私なんだよ!!」
「ノーヴェの方が面白いからに決まってるじゃないっスか」
「お〜ま〜え〜な〜!!」
「きゃ〜ノーヴェがいじめるっス〜!」
そう言ってフェリアに抱きつく。
「こら!!フェリア姉から離れろ!!」
「フェリア姉ガードっス!!」
「………帰りたい」
………どんだけトラウマになってるんだ?
さっきから小さく丸くなってそのままだぞ!!
あれ?
「ところで星は?」
「あっちに隠れて出てこない」
そう言って試着室の方を指さす。
何のため引いたか分からないけど取り敢えず俺も星に声をかけるべきか………
そう言って星の所へ向かう。
「星?」
「私は絶対出ませんからね。なんで私がこんな恥ずかしい事を………」
「星、俺だ!」
「レ、レイ!?どうしたんですか!?」
俺の声を聞いて驚く星。
何を慌てているんだか………
「何かよく分からんけど俺、星と組むことになったからその報告を………」
「私がレイと………」
なにやら考え込む星
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