第2章 反逆の少女たち
第13話 彷徨える親心
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かなみは 慌てて忍者刀を取り出し構えた。
……彼女の悪寒は幸運な事に勿論外れである。
ランス・ボイスは遠くに離れた少女の心に突き刺さる威力があるようだった。
そして、この時のかなみには、知る由もなかった。
「(想ってる相手、かぁ……。ユーリは、どうしてるかなぁ……)」
かなみの親友。修練相手はメナド。
彼女もまた、かなみと同じ人を想っていることに。
そして某情報屋の2つ。教会でも。
似たような感覚が走ったとの事。
だが、教会での主だけは、その知らせに笑いが何故かこみ上げてきたようだった。盛大に、悪魔と性交を繰り広げている中で、喘ぎ声ではない、大笑い声が響き渡っていて、悪魔をぎょっ! と させていたのだから。
〜カスタムの町 ラギシス邸〜
話は元に戻る。
「そ、そんな……、ユーリさんに、そんな事が?」
「こら……コラコラコラ! いつも通りのランス明後日方向の推理だろう! シィルちゃんも本気にするな!」
段々シィルにも何か遠い目で見られている様な気がして 急ぎ足で否定をしたユーリ。そんなアブノーマルな趣味は持ち合わせていないことを宣言していた。
……ちゃんと、納得してくれたかどうかは、わからないが、シィルと言えば、突然であり、まだショックを隠しきれない様子のようだ。
ランスは兎も角、シィルにあらぬ疑惑を残されるのは嫌のようだ。
別の遥か離れた場所でも、あらぬ疑いが持たれかけたことをユーリは知るヨシも無かった。
………。
………。
あ、忘れていましたね。
「あの〜……、まだ話、終ってないんだけど……」
存在そのものを忘れられてしまっているラギシス。
……もう少しで、本気で書くの忘れそうになってたから(じーくwが)本当に不憫な扱いを受けてしまっていたのだった。
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