第2章 反逆の少女たち
第13話 彷徨える親心
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「こらぁぁぁ!! オレ様を無視し続けるんじゃない!! このガキがっ!! 人の話を聞かんのはガキだからだぞ! このガキ〜〜ガキぃ〜〜!」
「っ!! だ、誰がガキだ!!」
「貴様だ!」
「お前にだけは言われたくないわ! この世の誰よりも!!」
「なにぃぃ!! 下僕の癖に!!」
……にらみ合っているランスとユーリだった。そんなユーリを見てシィルが言う。
「あの……大丈夫ですか? ユーリさん。心此処にあらず、でしたが」
「ッ……。あ、ああ大丈夫だ。ちょっと考え事をしててね。問題無い」
「なんだと!? 貴様、まさか魔女達を狙っているのでは無いだろうな!?」
「だから、お前と一緒にするなっての。」
「……む? がはは! そういえばそうだな! お前さんは、女に興味が無いのだな?」
ランスは、今度は突然笑いながらそう宣言する。
「何?」
「がはは! オレ様がヤる時は基本的に男など、締め出すのだが 貴様は運良く美少女達の裸体を拝める事が出来ていた。……が、それでも何も思わんとは確実だ。貴様ホモだな! 確定だ。がーーーっはっはっは!!」
「はぁ?」
ランスの決めつけに、思わず声をあげてしまったユーリ。
確か、以前に経験も済ませている事を言っているはずだが?
「成程。以前言ってたのは男か? ケツ穴と言うわけだな? がーっはっはっは! これは、傑作だ! すまなかったな? ガキ扱いして、貴様は大人だ。ホモの」
この廃屋の中、ランスの大声が、響き渡っていた。
――丁度その頃、別の場所で。
「っ……」
修練に励む少女に悪寒が走っていた。
「ん? どうしたの?」
共に少女と剣を交えている少女がいて、何処か震えていたのを察したのか、剣を収めてそう聞く。もう、何合打ち合ったか、判らないほどしているのだから。
「い、いや……、何かとても嫌な感じがして……」
「嫌な感じ? 何それ? 虫の知らせみたいな?」
「うん……、必死に頑張ってるけど、その思いが根底から崩れちゃうみたいな衝撃的な真実? を打ち明けられたみたいな……」
「何それ……」
首を傾げる。彼女の言っている意味がわからない様子だった。
「ううんっ! そんな事無い無い! 私を救ってくれた人だもん! 絶対」
「……嫌に具体的だね。何でまた?」
「ぁ〜/// 頭の中に思い浮かべてた時に悪寒がきたから///」
顔をやや赤らめている少女。
誰とは決して言わないが、こんな話を打ち明けるのは親友であるこのコだけだ。
「ふぅ〜ん……。僕も会って見たいな。かなみがそこまで想ってる相手」
「っ/// さ、さぁ! 休憩終わり!! 続き! 続きだよ!」
そう、少女事、
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