第2章 反逆の少女たち
第12話 アイテム屋で大ダメージ
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、ここはアイテム屋さんですかねー?」
「……オレは、オレ達はどう答えたらいいんだ?」
エプロンをかけた少女がたずねてくる。普通は逆だろ、とツッコみたかったが、朝早々は疲れる。だから、何も言わなかったのだ。
それに……、この場の雰囲気もあった。
「ぴぎゃーー!」
「ギュ! ウギュ! ギュッ!」
アイテム屋の天井にある物。モノだろうか?
天井からぶら下げられていた鳥かごの様なものに、何故かモンスターのミミックが入れられているのだ。……それだけではなく、レジ前にも不審物がある。言葉を発する謎の植物が植えられているのだ。
「これは、ペットのミミちゃんですかねー? いいですかねー? それで、こっちの盆栽はですねー。……ですかね?」
「いや、説明はいらない。……説明も出来ない。観賞用モンスターは詳しくないし」
「……ここって、本当にアイテム屋さんなのでしょうか……。別の世界に来ちゃったみたいです」
シィルがそう言ってしまうのは仕方が無い。
ここは アイテム屋、と言うよりは まるで、小さな魔物界だ。流石に命の危機を!!っとまでは感じないが、見てくれは十分そう感じる。
「まぁ、店の雰囲気は別として、キミは中々グッドな容姿だ! 可愛いな、がはは! 名はなんだ?」
「私はトマトですかねー?」
首を可愛く傾けているが、いい加減疲れる。いつまでたっても、きりは無いし、要領も得ない。さすがのランスも、痺れを切らせたようだ。
「自分の名前だろうが、あーまぁ良い。ここで一番の装備はなんだ?」
「えーーっと、……どれですかねー?」
「……ランス。先に行ってていいか?」
やり取りを傍から見ていたユーリはそう言う。
そもそも、軽く視渡したところ……顔をすっぽり隠してくれそうな、フードは置いてなかった。自身が持っている≪プレラン・ローブ≫もそろそろ痛んできた所だから、もう少し良いものを……と当てにしたのだが。
「駄目だ!」
ランスはぴしゃりと言う。どうやら、自分も段々イライラしているようだから、ただの嫌がらせのようだ。
「ええぃ! それより! お前がここの店主だろうが!?」
「えー……店主。店主? でしょうかねー?」
「うがーーーーっっ!! 一体なんなのだ! この店は! ええぃこうしてくれる!!」
ランスは、トマトの両の胸を一気に揉みまくった。
ボリュームも満点で、初めこそ、ランスは怒っていたのだが 胸をもむ事で段々、エロスの雰囲気に包まれてるようで、鼻の下を伸ばしていた。
「むふふ〜どーだ!? オレ様のハイパーテクは!?」
「お前と言うヤツは……、いきなりか? 猥褻罪で捕まっても知らんぞ」
「ぁう……ランス様ぁ……」
ユーリは苦言を呈し、シィル
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