第2章 反逆の少女たち
第12話 アイテム屋で大ダメージ
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エレナに奢る、とは言われていたが 流石にあれだけの食料を全て奢ってもらうのは酷だろう。
そしてその数分後の事。
「なーに? この騒動」
酒場に姿を現した女性。……飲みにきたのに、異常なまでに中が騒がしい酒場を見て頭を掻いていた。
「あははは。話の内容は褒められたものじゃないけど……。沈んだままよりはマシかな。いろんな意味でも」
エレナはため息を吐きつつも笑っていた。
この酒場を説明すると……、まずエレナたちの話しから酔っ払い達が騒ぎ出し、そして、シィルの頭、髪の毛をゴッドオブへヤーだと、騒いでいて……。話に話が盛り上がって、今の喧騒に至る。
新たな、注文がある訳でもなく、ただただ暴れているかのように騒いでいるのだ。
「はぁ……、折角飲みに来たのに。今日は教会で飲むことにしようっと。……なーんか、虫の知らせが合ったんだけどなぁ……、私の面白センサーがびんびんに。……気のせい?」
頭に拳を当てつつ考え込む。
『神の前でてきとーに祈った所、今日お告げがあったんだけど』と呟きながら。
「ま、いっか。……飲みなおした後、ダ・ゲイルでも呼ぼうかしらね」
酒場の酒を何本か買った後。この場を離れていった。彼女の名は……。
「あ、ロゼさん。いつもので良いです?」
「よろしくねー」
エレナは、ロゼが来た事に気づくと彼女がキープしている酒を取りに奥へと向かっていった。
随分と珍しい事だと思ったが、今日自体珍しい事が結構起こっていたから、特段驚きはしなかった。
そう、酒場へとやってきた彼女。
下着の上にローブを羽織っただけの過激なスタイルの自他共に認める淫乱シスターだ。……普通ならば、そんな女がいれば、酔っ払い共が放っておかないものだが……、ロゼは、人外に鍛えられている?から、そん所そこらの男が言ったところで逆に搾りとられてしまう事を皆が知ってるからこそ……、誰も手を出していないのだ。
恐るべきAL教のシスターロゼである。
そして、翌日。
(あの後だが、思ったより時間が経っていた為、また明日にしようとの事で、宿へと帰っていたのだ。)
一行は、ラギシス邸に行く前に、通り道にあったアイテム屋へと寄り道をしていた。
「小さいな。こんな店なら品揃えなど、期待はできんか」
「仕方ないだろう。カスタムは比較的田舎。リーザスとかと一緒に考えるなよ?」
ランスの言葉にそうツッコむユーリ。
確かに、数ヶ月前まではリーザス王国を拠点としていた為、アイテム屋は勿論、武器屋等、何にも不満は無かったのだ。……あえて言うなら、ランスが言っていた へんでろぱ くらいだろう。
「いらっしゃいませですかねー? ようこそ
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