『Lotus』
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其処に寝転がってる君に息は無くて、其れを望み、君を逝かしたのは此の僕で...
佇む僕の傍らには春が在って...
最愛の友と呼ぶに相応しい君を、此の手で葬った。
其のイタミは、たとえ大切な春を護る為だっとしても僕の身勝手な正義。
輪郭を無くしてく此の曖昧な想い達は一体何と呼べばいいだろう...
僕を狂わせた醜い悪は僕自身の歪な正義。
僕は僕を深く沈めたい。
果たせなかった約束を今頃思い出したって無意味。
繋がっていた筈の心の奥の絆、案外脆かったんだと悔やんだって無意味。
此も必然だったと、運命だったと言うならば残酷過ぎる...
ごめんね、苦しかったよね...
生まれ変わったらまた逢えるよね?
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