二十五章
甲斐・躑躅ヶ崎館からの旅路×坂本城での軍議内容
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軽達だ」
「足軽達がどうかしたのよ?」
「もしかして一真がしたという聖なる儀式の事か?」
「そうだ。実際俺が聖なる儀式をやった張本人であるが、その内容についてはまだ話せんが聖なる儀式にて行った足軽達を神兵としたとこの場で言っておこう」
武将達以外の者らは、静かに頷いてから俺から言う事は以上だと言うと三々五々、部屋から飛び出していった。俺は返り血を浴びたが、すぐに浄化によって洗い流してからしばらく休憩をする事にした。桜花達はこのまま待機任務とするが、空間から飲み物を飲んでから詩乃に呼ばれた。
「一真様、最前線での戦はどうでしたか?」
「意外に強化体鬼とドウター化した鬼が多くてな、久遠達の連合が倒せる鬼は洛中におるがまだまだだ。それに恋する乙女は、いくら念を押しても心配になるほど臆病になっているな」
「やはり既に察知されておりましたか。一真隊の皆、一真様を大切に想い極め、この命を賭けて尽くす事についても丸分かりの様子ですね」
「一真一人で暴走されては困るけど、それが一真だから仕方ないのー。でもその代り、鞠達で出来る限り一真の背中を守るのが鞠達の仕事なの」
「俺はお前らを信用しているし、俺が宝だと言う事も理解している。だが俺の速度に追いついて来れない限り、俺は俺でやらせてもらう」
「お頭・・・・確かに私達は弱いかもしれませんが、お頭の力が私達の力なんですから」
「一人で何でも背負うのではなく、皆でエーリカさんを止めましょう!」
「まずは皆の気持ちを受け取ったとするが、全てが終わったとしても皆がまだ愛妾という事を忘れないでもらいたい。我らの拠点にて保護するが、一葉で言えば毎夜毎晩にて皆で交代をし俺の蓐を温めて寝物語として耳元で囁く事だと言うがな。妻達の最上の礼とも言うが、ここにいる桜花達よりも下なのだ。そこだけは勘違いしないでもらいたい」
「ま、毎晩ですかっ!?体力が保つかしら・・・・」
「か、歌夜さん、心配する所はそこですか・・・・」
「毎晩と言っても、これ程正室側室が埋まっておりますから。愛妾の出番が回ってきたとしても、月に一度かと思います」
「あっ!?ち、ち、ちが!わ、なくはないですけど、その・・・・あのっ!」
歌夜も案外スケベだと言われそうだが、鬼を倒したとしても皆でのんびり出来る程の時間はまだまだ先だと思った。拠点に戻れば、側室へとランクが上がってから愛紗達のように死ぬ寸前まで鍛錬をするアグニの楽しみな笑みが窺える。長かった物語もいよいよクライマックスだと思うが、俺らの拠点に戻れば最初は横文字やら服装から始めないといけないかもしれん。
『そちらについてはお任せを。拠点に戻り次第、我らで勉学をしますので』
『頼んだぞ冥琳達軍師達よ、横文字から今ま
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