二十五章
甲斐・躑躅ヶ崎館からの旅路×坂本城での軍議内容
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「応さ!森一家と孫策の姉ちゃんと連携してやんよ!」
「ふふっ、ありがとう」
慈愛に満ちた瞳で桐琴と小夜叉を見つめていたが、視線を外して再び前へ向くと武将の目となっていた。長尾衆は禁裏を解放後、奥方衆魏と呉と共に連携しつつ洛中の鬼を掃討させる。久遠様率いる本陣には、丹羽衆が警護につきますが軍師組と医療班や一部の黒鮫隊も本陣にて待機してもらいますかね。
「本陣には丹羽衆と奥方衆の軍師と医療班と一部の黒鮫隊が、警護と他での繋ぎをしてもらいます。なお壬月様率いる柴田衆と三若衆は、二条館の確保をお願いします」
「りょーかい!けど麦穂様、どうして二条館を確保するんです?」
「森親子の手伝いをした方が良くないですかー?」
「いやいやいや。母衣衆の二人がそれを言っちゃぁ、マズイでしょー」
「何だよ?雛は何でか分かってんのかよ?」
「えー、雛ちゃん一人ズルいー。犬子分かんないよぉ」
「簡単簡単ー。鬼に籠られたら面倒だからだよー」
和奏にとってはそれだけかもしれないが、籠城されたら攻略時間にどれほど掛かるか分からないからだ。壬月が注意したら、分かってたフリをしていたがヘタレなのか。禁裏を解放後はすぐに二条館を接収してから、拠点として洛中の鬼を掃討するというのが理に適っているからだ。そしたら三若の背後からハリセンを持った隊長の腕だけが出て来た。
『パシイィィィィィィィィイン!パシイィィィィィィィィイン!パシイィィィィィィィィイン!』
「ってぇぇぇぇぇ・・・・このハリセンは一真か?」
「隊長から代わりに言いますと『何を分かったように気取るバカがいるか!調子に乗ると壬月の拳骨と俺の拳骨を入れてやるから、覚悟しておけ!』だそうです」
「一真様のお陰でスッキリしましたぞ。こんなバカ共を連れて戦うのはと思ったが、私の拳骨よりも一真様の拳骨の方が怖い事ぐらいは私も知っている」
「ふふふっ、若手に経験を積ます良い機会ではありますが・・・・一真様の拳骨は想像出来ない程の威力かと存じております。なのでよろしくお願いしますね、壬月様」
「分かっておる。こんなバカ共を引き連れ回すのも、やってやる」
「松永衆は丹羽衆と共に本陣警護をお願いします」
白百合を解き放てば、何をするかは分からないからな。数寄者であるからか、京都でそのような無粋な事はしないと言っているが消滅対象となっている事を知っているのは俺達だけだ。後備である江北衆はどうするかだったが、市達浅井衆は一真隊と共に行動する事となった。下知は全て俺らしいが、今はいないので代わりにいる桜花達が返事をした。
『了解しました。我ら一真隊頭代行でありますが、後々隊長と合流すれば下知は隊長へと聞いて下さい』
「それと隊長よ
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