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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十五章
甲斐・躑躅ヶ崎館からの旅路×坂本城での軍議内容
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美空様の姿を見た三若達が羨ましそうに見つめてた。犬子は指を銜えているし、そんな三若がついっと視線を壬月さんに向けたのでした。

「・・・・・」←和奏

「「・・・・・」」←犬子と雛

「・・・・んー、ゴホンッ。・・・・き、貴様らも、なかなか気が付くようになったな」

「「!!!」」←和奏と犬子

「・・・・・♪」←雛

と褒められたのかもっと褒めるように言ったら、三若は思わず地雷を踏んでいました。

「へへー!もっと褒めて良いんですよ、壬月様〜」

「褒めて褒めて〜♪」

「金一封を所望するのー」

「・・・・調子に乗るな!」

と言い三若はいつもの拳骨を喰らった三若だった。

「あいたーっ!酷いですよ壬月様ー!」

「うえぇ〜ん!結局、こうなるぅ〜!」

「目がチカチカすりゅ・・・・」

「全く。ちょっと褒めたらすぐに増長しおってからに。ほれさっさと席に着け!」

今回は隊長のハリセンはありませんでしたので、一瞬壬月様も可笑しいな?という顔をしていましたが後々分かる事ですので気にしていなかった。三若は三バカのようにして席に座ったが、殴られた頭をさすりながらだったので三人の滑稽な姿に笑いが生まれた。

甲斐を発し、畿内への道を行く中で連合の中には良い雰囲気が生まれた。気負いもなく組んだばかりの独特の余所余所しさも無いので、連合全体が一つとなった感じであった。

『こちら最前線。今どこにいる?』

『今坂本城に来ておりますが、今はどんな感じなのでしょうか?』

『もう少しで前線のようだが、まだ強化体の鬼がいるので排除を行っている。洛内は遠距離で狙撃しているが、予想よりも多いので最前線に来た時に全足軽達のコーティングを解除してもらう』

「なるほど・・・・皆さんも揃ったので早速軍議を始めましょうか。隊長はただいま最前線で戦っておりますが、ご心配なく。現在強化体の鬼とドウター化した鬼のみを屠っている様子のようです」

「数的にはどのぐらい屠ったのか?『約一万から十万を屠った様子でしたが、久遠様達が刈り取れる普通の鬼もそのくらいいると仰ってました』ならば良し。麦穂、まずは物資について説明せい」

「御意。兵糧、玉薬などについては現在美濃より坂本城と観音寺城に分けて輸送しております」

「甲斐で言っていたように、後方の拠点として観音寺、そして前線の拠点としてこの坂本城を使うという事ね」

「そうです。尾張、伊勢の物資は駿府封じ込めを行う松平衆への補給物資として運用しておりますれば。京攻めを行う物資は美濃、観音寺、坂本の三箇所へ集積する形となります」

「道中の安全は?」

「南近江の国人衆の他、松永衆、大和の国人筒井などが協力してくれております」

「飯も茶
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