第二シーズン〜時空大冒険〜
第七章 【ロストアビリティー】
第二十一話《ナイト←→ライト》
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とにされ、ナイトが話を続ける。
「俺は、その時、神様の協力によってなんとかライトの命を繋いだ、俺の能力の半分をライトに渡し、命を共有することによってな」
俺は、その言葉が理解できず繰り返す。
「能力の半分を渡す?命の共有?」
ナイトは、迅たちが、簡単に理解できないだろうと察していたのだろう。表情一つ変えることなく、説明する。
「あぁ、そうだ、俺は過去にライトを救うため、神様の《術分化》と言う力で、ライトの命を救っている。そして、《ディタッチアビリティー》ってのは、天界の上級能力者でも、使えるものが少ない蘇生術だ。俺も、それが使えるわけじゃないから、詳しいことは分からんが、神様が言うには、一方のナイトスキルをもう一方の者に与えることで、2人の命を共有しその命を繋ぐというものらしい。」
そこで、カインがナイトに尋ねる。
「ナイトスキルを与えるって、そんなら、ナイトはナイトスキルが使えないんじゃねぇのか?」
ナイトは、首をかるく振って応える。
「いや、普通のソウルナイトならば、そうなるが、俺は、二重巧知者と言って、以前は能力を二つ持っていた。だから、片方の能力をライトに分けたが無能力状態にはならなかったのさ」
リンカーン、風刹、ナイトを除く一同は、二重巧知者という初めて聞く単語に反応する。
貫がそれについて尋ねる。
「二重巧知者?そんなやつがいたのか?聞いたことなかったんだが」
ナイトは、応える。
「あぁ、この時代じゃ少ないだろうが、未来や天界には、それなりにいるな」
そこで、ナイトは、気がついたように言った。
「あっ、身近なところにいるじゃん、二重巧知者」
そして、俺を指差す。
俺は、自覚がなく「え?」と声を漏らす。
「迅は、普段は、風のナイトスキル《スカイブレイブ》を発動させているが、ここ一番の時に使う、《ギャラクシーイリュージョン》、あれは、二重巧知と言っていいな」
俺は、なぜか驚いた表情でいた。
「そ、そうなのか」
そして、ナイトは、話を続ける。
「そんで、ここからが大切だ。俺は、このままじゃライトが死ぬと言ったな、そう、《ディタッチアビリティー》には、二つ弱点がある。能力の提供者が死ねば、能力を分けられた者も死ぬということ、そして------------能力がなければ、生きられない。」
俺は、その言葉の重みで、唾を飲み込む。
そして、そこに風刹が言った。
「なるほど、それで、早く能力を取り返さなければってことだな?」
ナイトは頷く
「しかし、俺は能力を取られてないからいいが、お前らが、また、邪襲の時空艦に戻るのは危険だ。
俺一人で、乗り込むこともできるが、俺では
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