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骨斧式・コラボ達と、幕間達の放置場所
交節・相対する狩人と魔刃・前
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も聞いたこと無いし、目ぼしいギルドにもこんな容姿の人はいないし……と言うか何で出場したの? この人)


 ステータス数値が物を言うゲーム内である以上、筋肉質だの骨ばっているだの、巨漢だの小柄だの、男だの女だので実力は測れない。
 人を見た目で判断してはいけないという言葉は、SAOでは比喩や戒めだけの意味を持たないのだ。

 《戦姫》とまで呼ばれ、ハイレベルプレイヤーの中でも上位に位置するミザールが、実力からは想像できない美少女である事からしても、その言葉の意味が良く解る。


 ……解るのだが、目の前のガトウからはどうもその訓示を吹っ飛ばすような、微妙な空気しか感じ取れない。
 多少なりと油断しても仕方ないだろう。


 すると、外から観客の声援もひときわ声援が聞こえた。興奮からか、開催時よりも大きくなっている。それと同時に、出入り口からプレイヤーが姿を現した。


『ハイ! では出場者の皆さん、お待たせしました! ……対戦はAブロック開始と同時に始めます! こちらの一回戦スサノオさんとジュウオウさんですね! 準備はよろしいですか?』

「うっす!」
「はい!」


 それぞれ獣を模した鎧と、日本の神々をかたどった装備を身につける男性プレイヤーが、メガホンを持った主催者側のプレイヤーなのだろう女の子に、お互い自分なりの方法で緊張をほぐしながらついて行く。

 残った者達も、それぞれ独自の方法で緊張を和らげていた……未だに寝転がっているガトウは、それが緊張のほぐし方なのだろうか?
 ……それとも、外の出来事からするに、彼に元からある単なる癖か。


(後者だったら、何か嫌だなぁ……)


 全身に力を込めて軽く息を吐きながら、しかし不意にガトウの姿を見て気合いが抜けそうになるのを堪え、私用武器の選択を頭の中で行っていく。


(最初は槍で行って……相手の力量を見て変更しよう。ライトとの対決になったら、状況を見て変えればいいよね)


 最後に短くそして強く息を吐くと、“初撃決着モード”故か、今正に決着がつこうとしている勝負を、ミザールはその黒い目に映した。





 場所は変わり、Aブロック天幕。

 此方もまた第一回戦が終わり、第二回戦のメンバーが舞台へ上がっていくのを、背後からライトは見ていた。


(次は俺の番か。まぁミザールの戦いは見れないが、別に見る必要は無いだろ。武器は、何で行くかな…………やっぱ『エウリュアレの宝剣』で行くか!)


 少しばかり悩むも、何時も通り基本的に使っている片手剣『エウリュアレの宝剣』で行こうと、ライトは決めた様だ。


 同時に聞こえるのは、一際眩いライトエフェクトと大音量のサウンドエフェクト。そして観客達の声
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