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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
炎夏と暗幕
第百二十幕「重力に引かれたこころ」
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、混乱を避けるためにインカムを切ってくれ。音声の一部は外部にも放送するんでね?』
『了解です!お姉さま、つららは管制からお姉さまの旅立ちを見守っていますので〜〜!!』
「まったく……喜びすぎて周りに迷惑をかけないようにするのですよ!」
これを機に、時間は完全に発射前段階の最終チェックに移行した。
湿度、風向き、エネルギー残量、執拗なまでのシステムチェック。射出角度から軌道変更のタイミングに到るまで、ISと従来のプログラムを併用した綿密な計画を洗い出してゆく。
「見ていますか、お父様。娘の宇宙旅行をどうか安心して見守っていてくださいませ。見ていなさい、お母様。貴方の娘はこれから貴方の手の及びもしない所へと旅立ちます。そこで指をくわえて見ていなさい」
この家族のしがらみさえも、重力がわたしから剥がしてくれればいいのに。
そんな自嘲的な思いも微かに交えながら――夢の時間は刻一刻と近づいてきた。
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