マブラヴ
1074話
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がメインだし、実弾もM950マシンガンのように弾幕を張る的な感じの武器が多いしな。
ミサイルはシロガネとかニヴルヘイムとか、その辺がメインだった。
しかし、まさかシャドウミラーの要ともいえるそれらで実験をするわけにもいかず、ミサイルを装備しているサラマンダーの方も俺がそれなりに良く使っている事もあって……そんな時にミロンガの件があった。
恐らくミロンガを使うのは今回だけで、後はまた何かあるまで倉庫行きになる機体だという事もあり、この機会にという事でS-11搭載ミサイルが開発され、搭載された訳だ。
ちなみにビームサーベルに関しても、ブラックホールエンジンからのエネルギーを消費する事により、以前の物より威力が増していたりする。
惜しむらくは、T-LINKフレームを使用出来なかった事か。
いやまぁ、フレームにしろ装甲にしろ、T-LINKフレームを搭載するとなれば改良じゃなくてレストアとでも表現すべき規模になるからしょうがないんだが。
動力炉、テスラ・ドライブ、武器をそれぞれ改良した時点で何を言わんやという気がしないでもないが……ともあれ、そういう経緯でミロンガ改は完成した。
そんなミロンガ改だが、当然これが初めて動かすという訳ではない。
そもそも、ミロンガ自体ウォン重工業がカツカツのバランスで作り上げた機体だ。それを改造したのだから、機体を慣らす作業というのは絶対に必要だった。
……これがミロンガ改の初起動で、恭順派との戦いの時にいきなり空中で爆散したりすれば、洒落にならないし。
俺は技術班を信用し、信頼しているが、それでも技術班の性格を考えれば色々と危険な面はある。それはどうしようもない事実であり、これまでの技術班が起こしてきた数々の騒動を思えば誰も否定は出来ないだろう。
朝焼けの反乱事件、黄昏の沈没事件、血飛沫の明日事件、茶々丸暴走事件、プリン争奪メギロート大決戦等々。
その度にエキドナやセシル、時にはエヴァや茶々丸までもが鎮圧して回っていた。
ともあれ、魔法球の中でミロンガ改に関してはきちんと機体に問題がないかどうかを確認してある。
急造の改造機であるにも関わらず、それでもきちんと仕上げるのは技術班の能力の高さを示していたが。
『では、コーネリア隊長。そろそろ作戦地域だが、担当する戦域についてはブリーフィングで確認した通りで問題ないかな?』
『うむ、こちらとしてはそれで構わん。そちらの作戦行動を邪魔しようとは思わんよ』
唐突に聞こえてきたその通信は、コーネリアと向こうの隊長でもあるロナルド少佐のものだ。恐らくコーネリアが俺に聞かせる為にながしてくれだのだろう。
いや、俺だけじゃなくてオウカやレイの方にも流されているのか?
まぁ、その辺はどうでもいい。俺はじっと通信へと耳を傾け
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