3部分:第三章
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そしてこのことを梟に話すのでした。
「君のお陰でね」
「上手くいったっていうんですね?」
「うん、そうだよ」
こう梟に話します。
「君のお陰だよ」
「いえいえ、私の手柄じゃありませんよ」
しかし梟は笑顔で夜の神に言います。
「それは」
「いや、君が話してくれなかったらできなかったから」
「したのは神様ですよ」
「僕かい?」
「そうです、神様がですよ」
夜の神にこう話すのでした。
「決めたことですから」
「ううん、そうなのかな」
「はい。何はともあれですね」
「うん」
「この恋、幸せに最後まで進めて下さいね」
「そうさせてもらうよ」
夜の神は梟の言葉に笑顔で頷きました。そうしたのです。夜の神は謙虚な梟に何時までも感謝しました。彼の言葉と心に。
星の花 完
2010・10・4
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