暁 〜小説投稿サイト〜
星の花
3部分:第三章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
そしてこのことを梟に話すのでした。
「君のお陰でね」
「上手くいったっていうんですね?」
「うん、そうだよ」
 こう梟に話します。
「君のお陰だよ」
「いえいえ、私の手柄じゃありませんよ」
 しかし梟は笑顔で夜の神に言います。
「それは」
「いや、君が話してくれなかったらできなかったから」
「したのは神様ですよ」
「僕かい?」
「そうです、神様がですよ」
 夜の神にこう話すのでした。
「決めたことですから」
「ううん、そうなのかな」
「はい。何はともあれですね」
「うん」
「この恋、幸せに最後まで進めて下さいね」
「そうさせてもらうよ」
 夜の神は梟の言葉に笑顔で頷きました。そうしたのです。夜の神は謙虚な梟に何時までも感謝しました。彼の言葉と心に。


星の花   完


                    2010・10・4

[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ