伏魔殿
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オーブラ、ナルプディング」
(コクンッ)
「了解でさ」
大鴉の尻尾はシャルルたちを襲った鼻の高い男と1日目の競技パートに出てきたナルプディングが出るようだ。
「天馬から僕と」
「僕が行くよ」
「「「「「「「「「「キャアー!!」」」」」」」」」」
青い天馬からはヒビキさんとイヴさんが参加するようだ。
それを聞いた女性人は2人の名前の書いてある看板を掲げながら黄色い声を出す。
「夕べの話通り俺が行く。全員纏めて黒雷のチリにしてやる」
「どのような競技かもわからぬというのにか?」
「オルガらしいな」
「フフッ」
剣咬の虎では1人はオルガさんが出てくるようだ。
「もう1人は誰が来る?」
「ローグは?」
「興味がない」
オルガさんとグラシアンさんがまだ剣咬の虎で出場していないローグさんに声をかけるけど冷たくそう返す。
「ならば私が行こうかな、いいかな?ローグ」
「ああ」
どうやらもう1人は1日目に続いてルーファスさんが出場する模様。
「いいのか?愛しのあの子と一緒の競技にグフッ!!」
「余計なことは言わなくていい」
グラシアンさんが何か言おうとしたがローグさんが顔をわしづかみにして話を遮る。そのやり取りを見ていたルーファスさんは口元を押さえて微笑み、スティングさんは全く気にした様子もなく闘技場を見つめている。
それにしてもあのローグって人、どこかで見たことある気がするんだよなぁ・・・どこだっけ?
シェリアside
「ジュラさんが出るの?」
「オババの命令じゃ仕方ない」
あたしがこの競技にジュラさんが出ると言い出したので驚いているとリオンがそう言う。
「靴下・・・」
「新しいの買えよ」
あたしたちの後ろでは昨日クロヘビに靴下を破られたトビーがいまだに悲しみに暮れており、ユウカが冷静に突っ込みを入れている。
「うむ、任せておけ」
ジュラさんがお髭を触りながらそう答える。となると・・・
「もう1人は誰が行く?」
リオンがそうあたしたちに聞く。今回の競技は2人参加だからジュラさんともう1人出さないといけないんだよね。
「だったら、あたしが行ってもいい?」
あたしは手を挙げてリオンに名乗り出る。だって今蛇姫の鱗で何も出てないのあたしだけなんだもん。
「おし、じゃあシェリアで―――」
「待って」
あたしで決まりそうになった時、一番後ろにいた少年が待ったをかける。その少年は・・・
「どうしたの?レオン」
なんとレオンだった。レオンが誰かの話を遮るなんて珍
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