伏魔殿
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トに出ることはできない』というルールがあるから昨日出たナツさんは今日の競技パートには出れないんだよなぁ。
「どうする?エルザ」
「2人だからコンビネーションがいい人の方がいいんでしょうか?」
ルーシィさんとウェンディがエルザさんにそう言う。
「コンビネーションならシリルとウェンディが良さそうだが・・・」
「俺とウェンディだけだとちょっと力が足りない気がしますよ」
グレイさんと俺がそう言う。
「ここは私に任せてくれないか?」
「何か作戦でもあるの?」
「いや・・・ただ少しペアを組んでみたい奴が居てな」
エルザさんがペアを組んでみたい人?でも仕事でこのチームはほとんど一緒だから今さらペアを組む必要なんてあるのか?
「誰だよ?ペアを組みたい奴って」
「俺だろ俺!!エルザはやっぱりわかってるからなぁ」
「だからあんたは出れないでしょって」
「ナツさん、少し落ち着いてください」
相変わらず出たがりのナツさんにルーシィさんとウェンディがそう言う。
「シリル、行くぞ」
「え!?俺ですか?」
エルザさんに指名され驚く俺。確かに俺とエルザさんでペアなんか組んだことないけど・・・
「エルザとシリルか・・・なんか意外と相性いいかも!!」
「面白そうなペアなんじゃねぇか?」
「ファイト!!シリル!!エルザさん!!」
ルーシィさん、グレイさん、ウェンディが俺とエルザさんのペアに賛成する。
「決まりだな」
「わかりました!!」
エルザさんと一緒ならそう簡単には負けることはないだろうし、1日目の失態を取り戻すにはいい機会かもしれない。
俺は力強く返事をするとエルザさんと闘技場へと降りていく。
「俺を出せ!!」
「落ち着けって言ってんだろうが」
ナツさんがいまだに叫んでいるのをグレイさんが制する。ルールはルールなんだから諦めてくださいよ。
「Bチームは私が出るよ」
「ちょっと待て!!そろそろ俺にもなんかやらせろ!!」
一方Bチームではカナさんとガジルさんがそんなやり取りをしている。
「ガジルくんは昨日出たから今日は出れませんよ?」
「ぐっ!!」
ジュビアさんにそういわれガジルさんは悔しそうに歯軋りする。ナツさんとガジルさんってなんか似てますよね、そういうところ。
「ていうか、なんでリザーブメンバーのカナが?」
「ミストガンはどうした?」
「今日はまだ姿を見ていませんね」
ミラさん、ラクサスさん、ジュビアさんが周辺を見渡しながらそう言う。確かにBチームの待機場所に本来いるはずのミストガンさんの姿がない。
「実況のゲストに評議院がいるんじゃ出場できんでしょ」
「それもそうね」
カナさんに耳打ちされミラさんが納得する。
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