1部分:第一章
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い?」
「色々持ってるじゃないですか」
梟はこう自分が仕えている神に話します。
「それこそ」
「そうかな。僕が持っているのは夜の中だけのことだよ」
けれどです。夜の神はここで暗い顔になりました。
そしてそのうえで。言葉まで暗くさせてこう梟に話します。
「夜は暗いし。朝と違って」
「朝と比べたら何もないですか」
「朝みたいに眩しいかい?あんな輝かしいものがあるかい?」
「それはないですね」
梟もこのことはこう言うしかありませんでした。違うと言えば嘘になるからです。
「それは」
「じゃあ何があるんだい」
夜の神は梟のその言葉にさらに困った顔になりました。
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