三度目
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け?
とにかく、両親がいない率が激しすぎる。
・・・少し調べてみるか。
と、いうわけで地元の新聞とかが置いてある市役所に来ました。
ふつうこういうのって図書館とかじゃないか、って思うが何故か市役所においてある。
一応頼めば十年以上前の新聞も貸してくれるそうなので、新聞に何かしら記事が載っていればわかるはずだ。
雪菜の両親のことがわからなくても、利英のことならわかるだろう。
アレだけの大豪邸だ。親がどういう職業だったのかぐらいはわかるはずだ。
で、借りてきた。
日付は十二年前。
俺がまだ四歳の時の話だ。
凛堂夫妻・・・。
あった。これだ。
なるほど。
研究職か。
研究テーマは・・・人間の限界?
これ以上はこの新聞には載っていない。
他の新聞にも載ってなさそうだし、今度は凛堂夫妻が何について研究していたのか調べてみることにする。
すると、凛堂夫妻は人間の脳のリミッターを外すことを研究していたらしい。
通常、人間は本来の力の半分も出せていないらしい。
肉体が耐え切れないからだ。
それを凛堂夫妻は本来の力が出せるような人間を生み出そうとした。
そうすれば、現在不治の病などと言われている病を治せるかもしれないからだ。
このようにして、平和のために尽くしていきたいといい締めくくられていた。
あとはだいたい想像がつく。
B級映画並みの発想だが、例の武装集団にその研究を悪用されかけたのだろう。
だから、両親は娘を守るために逃げた・・・と。
ハハ・・・なんだよこれ。
映画のみすぎだっつーの。
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