第二章
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がらだ、義元はさらに言った。
「その歌に免じて今回は大目に見るでおじゃる」
「殿・・・・・・」
「この汚名は次で返上するでおじゃる」
こう言ってその家臣を許したのだった、これでこの場は終わりとなった。
この夜だ、義元は雪斎と二人で陣中で飲んでいた。そのうえで般若湯を飲む彼に対して微笑んで言った。
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