Another55 侵攻
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朝起きると、お台場に異常なまでに濃い霧が出ていた。
携帯電話もテレビの電波も繋げられなくなるなどの異常事態となっていた。
大輔「ここからだったな…昔俺がヴァンデモンと会ったのは……」
あの時の自分はただの無力な子供であった。
しかし今は違う。
自分はもう何も守れないような無力な子供ではないのだから。
大輔「アインス。そろそろ準備を。」
アインス「ああ、分かっている。」
「あら?大輔、今日はサッカーの朝練じゃないの?」
大輔「今日は具合が微妙に良くないから休むよ」
朝練行っている時に両親が浚われたりしたら大変なことになる。
今回は仮病を使って休むことにした。
「そう?アインスちゃん、ゆっくりしていってね?」
アインス「はい、大輔のお母様」
「アインスちゃんは礼儀正しいわね、ジュンにも見習って欲しいわ…」
大輔「誰にも平等に傲慢なのが姉ちゃんのいいとこだ…いいとこ…なのか…?」
アインス「いや、私に言われても…」
「うわああああ!!?」
「あなた!!?」
大輔「父さん!?」
アインス「まさか、バケモンが!!?」
悲鳴が聞こえた場所に向かう大輔とアインス。
大輔は来なけりゃよかったと心底後悔した。
アインスは満面の笑みを顔に貼り付かせているが、こめかみに青筋が浮かんでいた。
何とフェイト、アリシア、アリサがヤモリの如く窓に張り付いていたから。
大輔「…何してんだ、お前らはよ……」
フェイト「アインスが私の大輔に羨まけしからんことをする前に妨害…じゃなくて、大輔をアインスの魔の手から助けに来たの」
アインス「ほう?」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……ッ!!
凄まじいくらいどす黒いオーラを纏ったフェイト達が睨み合う。
大輔「はあああ…」
深い溜め息を吐く大輔。
仮病が本当に病気になりそうだ。
特にストレスで。
[選ばれし子供達!!]
[お前達を捕縛する!!]
ヴァンデモンの手下であろうバケモン達が本宮家に雪崩れ込んだ。
アリサ「大体ね!!あんたフォースヒロインの癖に新章のメインキャラになるとか生意気なのよ!!」
アインス「ふん!!フォースヒロインだのファーストヒロインだの、そのようなことにこだわるから私との差が出来ていることに何故気付かん!!」
アリシア「むむ〜!!」
[あ、あの〜…]
無視されているバケモン達のうち1体が声をかけるが、当然の如く無視された。
フェイト「くっ、どうやらアインス。あなたとは一度決着をつけないとい
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