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黒魔術師松本沙耶香  銀怪篇
9部分:第九章
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」10
「あの、申し訳ありませんが」
「そう、ならいいわ」
 どうやら本当にわからないと見て沙耶香は言葉を引っ込めた。
「御免なさいね」
「いえいえ」
「それにしても歌が安定しているわね」
 CDだから編集していると思うがそれでもそう感じられた。
「二人共高い水準で。これは凄いわ」
「実際にライブで聴くともっといいですよ」
「そうなの」
「それこそ病み付きになります。ステージ衣装も派手ですし」
「何か見てみたくなったわね」
 この言葉には本当に目を細めさせた。仕事のことはともかくとして歌は気に入ったのである。
「一度行ってみたらどうですか?原宿とかでも道でやってますよ」
「そうなの。ぞれじゃあ一度・・・・・・!?」
「どうしたした!?今度は」
「いえ、ちょっとね」
 音楽の中に何かが聴こえてきたのだ。それは間違ってもノイズなどではなかった。
「何でもないわ。それでアルバムはあるかしら」
「はい、こちらに」
 店員はすぐにCDを出してきた。
「その曲も入っていますよ」
「そう、それじゃあ貰おうかしら」
 曲は気に入った。買うことにした。
「わかりました。ではカウンターへ」
「ええ」
 ヘッドホンを外してカウンターに向かう。そして二人のCDを買うのであった。


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