暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico32大嵐の前の軽風
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ヤテとリインだ」2人の名前を呼ぶ声が聞こえた。

(あ、ウサ耳・・・)

振り返った先、そこに居たのはウサ耳を生やした私たちと同年代くらいの2人の女の子。はやてちゃんが「フラメル、ルルス! 久しぶりやな〜♪」そんな2人の名前を呼んだ。

「お久しぶりです」

「おっす〜」

1人は礼儀正しくお辞儀して、もう1人は右手を上げて振った。顔や背格好がそっくりな事から双子だと思うけど、性格は違うみたい。そう言えば私たちって双子の知り合いが何気に多いかも。不思議な縁だなぁ〜。

「すずかちゃん達と顔合わせは初めてやんな。紹介するわ。礼儀正しい子がフラメルや」

「我がマスター・ミミルが使い魔、研究補佐担当、妹のフラメルです。以後お見知りおきを」

真っ白なウサ耳と髪は右側でのサイドテール、目は真紅。正に白兎。服装はチャイナドレスで色はやっぱり白。胸元にはウサギの顔の形をした穴が開いてて素肌が見えてるし、スカートのスリットも腰の近くまであるから、強風が吹いたら下着が丸見えになっちゃいそう。というか、ひょっとして穿いてない?

「そんで、こっちがルルスや」

「ちわっす。アグリッパ家の家事担当、姉のルルスだよ」

真っ黒なウサ耳と髪は左側でのサイドテール、目は瑠璃色。ルルスちゃんは黒兎だね。服装は黒色のセーラー服みたいなので、スカートの下にはスパッツを着用してる。だから派手に動いても下着が見えることはないみたい。

「2人とも今日はどうしたん? お買い物の途中か?」

「いいえ。ここの広場で行われている古代ベルカ技術展の案内をさせてもらっています」

「そうなんだぁ〜。ミミルが本来やるべきなんだけど、一度研究を始めたら納得するまで止めないからさ〜」

「あー、なるほど」

はやてちゃんが苦笑する。どうやら心当たりがあるみたい。そして「案内役ならさ、親睦を深める意味を込めてあたし達を案内してくれよ」フラメルちゃん、ルルスちゃんと一緒に回ろうって話になった。

「あ、それ良いアイディアだよ、ヴィータちゃん」

「うん、そうだね。こうして会えたんだし、もうちょっと話をしようよ」

「私も賛成」

「すずかがそれで良いなら僕もそれで良い」

「私も賛成です。説明には載っていない裏話も聞けそうですし」

「決まりみたいやね。そうゆうわけやから、案内をお願いしてもええやろか?」

ヴィータちゃんの提案にはみんなが賛成。また新しい友達が出来るとあって私のテンションはぐんぐん上がってく。けど、それに反してフラメルちゃん表情は優れない。と、「そうしたいのは山々なんだけどさ」ルルスちゃんが肩を竦めた。

「いくらミニチュアとは言え、兵器関連の出展物にはどういった物なのかの説明がありますから。出展に
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